Amazon、AWSでのパブリックIPv4アドレス利用に課金。2024年2月から

　Amazonが提供するAmazon Web Services(AWS)は、2024年2月1日よりパブリックIPv4アドレスの利用に関して新たな料金体系を導入すると発表した。同日以降、すべてのパブリックIPv4アドレスの利用に対し、1 IPアドレスあたり0.005米ドル/時間が課金される。

　現行の料金体系では、VPC内のリソース、Amazon Global Accelerator、AWS Site-to-Site VPNトンネルに割り当てられた使用中のパブリックIPv4アドレスについては、無料にて利用が可能だった。2024年2月1日以降は、これらの場合についても0.005ドル/時間の料金がかかることになる。

　同社では今回の変更について、IPv4アドレスがますます希少な資源となっていて、パブリックIPv4アドレスを取得するためのコストが過去5年間で3倍以上上昇しており、そういったコストを反映するとともに、パブリックIPv4の節約とIPv6の採用を勧めるためだと説明している。

　あわせて、パブリックIPv4アドレスの使用状況を簡単に監視、分析、監査できる機能として「Public IP Insights」の無償提供を開始した。Amazon VPC IP Address Managerの新機能として提供しており、パブリックIPv4アドレスの効率的な利用や、セキュリティプロファイルのより深い理解が可能になるという。