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Android、未知のAirTagやトラッカーを検出する防犯機能

未知のトラッカー通知機能

 Androidの公式X(Twitter)アカウントは、Android OSにAirTagをはじめとする未知のBluetoothトラッカーを検出できる機能を順次実装実装していくことを発表した。

 この機能は、未知のAirTagやBluetoothトラッカーがユーザー自身と一緒に移動している場合に警告を表示する。本来こうしたトラッカーは、購入したユーザーが自身の鍵に付けたり、財布に入れておき、置き忘れなどを防ぐアイテムなのだが、悪意のある者の場合、他人の荷物にこっそり入れておくと標的の所在地を把握できてしまい、深刻なセキュリティリスクになる。

 Android OSでこの機能が実装されると、自身とともに移動している未知のトラッカーを自動で検出し、未然に事故を防ぐことが可能になる。そのタグから強制的に音を鳴らして所在を把握することも可能だが、トラッカーのオーナーには通知されない。

悪意のある者はタグを標的のバッグなどに仕込むと追跡できてしまう
タグを強制的に鳴らす機能

 このほか、どこからタグが一緒に移動しているのかも確認可能で、トラッカーを無効にする方法を学んだりすることもできる。この未知のトラッカー検出機能はプライバシーに配慮しており、ユーザーの所在地などは暗号化した状態で、誰にも共有されることがなく、所在地を知ることはできないとしている。

 設定→安全性と緊急から、手動スキャンを行なうことも可能となっている。