ニュース

Qualcomm、下位シリーズ初の4nm採用の「Snapdragon 4 Gen 2」

 Qualcommは米国時間27日、モバイル向けSoC「Snapdragon 4 Gen 2」を発表した。同製品を搭載した製品はRedmiやvivoなどから、2023年後半に発表予定。

 Snapdragon 4 Gen 2は、同社のSoCラインナップの中では下位の「4シリーズ」ながら、4nmプロセスを採用した初の製品。バッテリ寿命向上とプラットフォーム全体の効率を向上させる設計という。

 CPUは最大2.2GHz駆動で前製品から10%パフォーマンスが向上したという「Qualcomm Kryo」を搭載。メモリは最大2,133MHzのLPDDR4xまたは最大3,200MHzのLPDDR5。GPUはAdrenoで、フルHD+(最大2,520×1,200ドット)ディスプレイでの120fps駆動に対応。APIはOpenGL ES 3.2、Vulkan 1.1、およびOpenCL 2.0。

 そのほか、低ノイズで高画質な動画撮影を可能にする「Multi Camera Temporal Filtering(MCTF)」の搭載、AIの機能強化などもなされている。カメラはデュアルISP/12bit深度対応のSpectraで、デュアルカメラ構成では1,600万画素×2、シングルカメラ構成では最大3,200万画素または1億800万画素に対応する。

 モデムは5G対応の「Snapdragon X61 5G Modem-RF System」で、下り最大2.5Gbps、上り最大900Mbpsの転送速度を実現。Wi-Fi 5やBluetooth 5.1、USB 3.0にも対応。このほか、Aqsticオーディオコーデック、aptX対応も謳われている。