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YouTube、収益化要件「登録者数500人」「総再生時間3千時間」に緩和

  • 鈴木 悠斗

2023年6月14日 13:32

一部の国を対象に導入した新基準

　Googleは米国時間13日、YouTubeで展開している動画収益化プログラム「YouTubeパートナープログラム(YPP)」への参加要件を緩和したと発表した。現時点では、米国、カナダ、台湾、韓国のクリエイターを対象としており、将来的には同プログラムを利用できるすべての国で提供する。

　新たに対象となるのは「チャンネル登録者数500人以上」と「過去90日間に3回の公開アップロード」、加えて「過去1年間の総再生時間3,000時間」または「ショート動画の視聴回数300万回」の3条件を満たしているクリエイター。従来のYPPの基準を満たしていないクリエイターに対し、アーリーアクセスとして「チャンネルメンバーシップ」「Super Chat」「Super Stickers」「Super Thanks」などのファンファンディング機能、YouTubeショッピングで自社の商品を宣伝する機能が利用できるようになる。なお、アーリーアクセスでは広告からの収益分配は受けられない。

　従来の基準は「チャンネル登録者数1,000人以上」かつ「過去1年間の総再生時間4,000時間」または「ショート動画の視聴回数1,000万回」。アーリーアクセスのYPPを利用しているユーザーが従来の基準に達した場合、追加の申請は不要で、広告からの収益配分のほか、さらに多くの特典を獲得できるという。

従来の基準

　そのほか、登録者数2万人超の米国在住クリエイター全員を対象に、YouTubeショッピングアフィリエイトプログラムを導入するとも発表した。