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10個のキーを備えたRaspberry Pi 4のポケットPC「chonky-pocket」

chonky-pocket

 GitHubにおいて、Raspberry Pi 4をベースとしたほぼポケットサイズのコンピュータ「chonky-pocket」の制作方法やケースの3D設計ファイル(STL形式)が公開されている。

 シャツのポケットに入るサイズでありながら、Raspberry Pi 4をベースとした持ち運び可能なコンピュータとなっており、キーピッチが確保された10個のキー、スクロール用のロータリーエンコーダ、5型のディスプレイ、そしてバッテリを搭載しているのが特徴。

 ケースの3D設計に関してはRaspberry Pi 4のインターフェイスが使えるように工夫されているほか、10度のチルトが可能なキックスタンドや、上部にアクセサリを搭載するためのマウントホールを搭載している。

 キーは10個しかないため、コンビネーションで入力をする「ARTSEY」レイアウトを採用。入力はGPIOピンを利用する。また、ジャイロや加速度センサーも利用できる。

手にしたところ
キーボードのハードワイヤー
ARTSEYレイアウト

 電源はリチウムイオンの18650セルを6個並列で利用するが、Raspberry Pi 4は5Vで動作するため、「Amp Ripper 4000」で5.1Vまで昇圧させ、ほぼ1日の駆動が可能だという。なお、バッテリ残量をOSにレポートするためのソフトも公開されている。

 GitHubでは製作に必要な手順、そして必要なパーツリストも公開されている。もしRaspberry Pi 4を持て余しているのなら、時間がある時にぜひ挑戦したいところだ。

Amp Ripper 4000の接続
本体背面