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Samsung、Galaxy S23シリーズを国内投入。Ultraは1TBモデルも選択可能に
2023年4月6日 10:00
サムスン電子ジャパン株式会社は、新型フラグシップスマートフォン「Galaxy S23」および「Galaxy S23 Ultra」の国内版を4月20日に発売する。取り扱いキャリアはdocomo、au、楽天モバイル(Galaxy S23のみ)。
両機種ともに、SoCにSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載し、前世代比でCPU性能が35%、GPUおよびNPU性能が40%向上。高い処理能力を活かしたゲーミング性能や、暗所や望遠での撮影などに強い高性能カメラ、再生素材の採用範囲拡大を特徴としている。
Galaxy S23
Galaxy S23は、約6.1型のDynamic AMOLEDディスプレイを搭載したスマートフォン。取り扱いキャリアはdocomo、au、楽天モバイルで、メモリ/ストレージ構成は8GB/256GBのみとなる。
背面カメラは約1,200万画素/F2.2超広角、約5,000万画素/F1.8広角、約1,000万画素/F2.4光学3倍望遠の3眼構成を採用。歩く、走るといった動作を識別し、動画撮影時の電子手ぶれ補正を適用するAdaptive VDISや、星の軌跡などを記録できる天体ハイパーラプスのほか、天体撮影や多重露光撮影などを実現するExpert RAWにも対応する。3倍光学望遠と10倍デジタルズームを組み合わせ、30倍ズーム撮影も行なえる。
加えて、新たに約1,200万画素/F2.2の前面カメラを搭載し、自撮り撮影性能も強化。AIオブジェクト認識エンジンやDual Pixel Auto Focusにより、リアルな質感の表現や素早く正確なピント合わせが可能となった。
冷却機構にはベイパーチャンバーを採用。バッテリを介さずUSB充電器から直接給電する機能を用意し、ゲームプレイ中の発熱を抑え、高い性能を長時間維持できるとする。また、ディスプレイは最大輝度1,750cd/平方mを発揮し、環境光に応じて3段階で動作するビジョンブースターにより、屋外でも明るく見やすいという。
バッテリ駆動時間は電力効率の向上と200mAhの容量増加で、従来比で最大40%改善。Web閲覧で最大20時間、動画再生で最大22時間駆動を実現する。
サステナビリティの面では、前面/背面ガラスに再生ガラス、背面フィルムにリサイクルPETを使用するなど、従来より適用範囲を拡大。再生素材を使用した部品数は6個から13個へと増加した。100%再生紙のパッケージや、再生紙を使ったディスプレイ保護シートなども採用している。
主な仕様は、Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、8GBメモリ、256GBストレージ、約6.1型1,080×2,340ドットDynamic AMOLEDディスプレイなどを搭載。
5Gネットワークはミリ波および5G SAをサポートし、無線機能はおサイフケータイ、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2を搭載。IPX5/IPX8の防水およびIP6Xの防塵にも対応する。
本体サイズは約71×146×7.6mm、重量は約168g。バッテリ容量は3,900mAh。カラーはクリーム、ファントムブラック、ラベンダーの3種類(楽天モバイルはクリーム、ファントムブラックの2種類のみ)。
Galaxy S23 Ultra
Galaxy S23 Ultraは、約6.8型Dynamic AMOLEDディスプレイを搭載したスマートフォン。取り扱いキャリアはdocomo、au。メモリ/ストレージ構成は12GB/256GBに加え、各キャリアのWebストア限定で12GB/512GB、12GB/1TB(auのみ)も用意する。
背面カメラには、約1,200万画素/F2.2超広角、約1,000万画素/F4.9光学10倍望遠、約1,000万画素/F2.4光学3倍望遠に加え、超高画素センサーによる約2億画素/F1.7広角を搭載。撮影後にトリミングした場合でも、細かなディテールを保てるという。
また、Galaxy S23 Ultra専用の機能として、暗所でのオートフォーカス速度を約50%改善するSuper Quad Pixel Auto Focusを搭載。光学式手ぶれ補正の効果も2倍改善し、動画撮影時の安定性が向上した。加えて、10倍の光学望遠レンズを搭載したことで、デジタルズームと合わせて100倍ズームも可能となっており、スポーツ観戦時や月の撮影などにも好適だとしている。
さらに、本体左下にスタイラスペンのS Penを内蔵。取り出せば、手書きでメモを取ったり、イラストを描くといったことも行なえる。
そのほか、Expert RAWへの対応や、ベイパーチャンバーによる冷却機構、USB充電器からの直接給電機能、ビジョンブースターなど特徴はGalaxy S23と共通。バッテリ容量については従来モデルの5,000mAhから変わらないが、電力効率の改善により駆動時間を延長しており、Web閲覧で最大25時間、動画再生で最大26時間駆動を実現している。
主な仕様は、Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、12GBメモリ、256GB/512GB/1TBストレージ(販路およびキャリアによる)、約6.8型1,440×3,080ドットDynamic AMOLEDディスプレイなどを搭載。
5Gネットワークはこちらもミリ波および5G SAをサポートし、無線機能はおサイフケータイ、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2を搭載。IPX5/IPX8の防水およびIP6Xの防塵にも対応する。
本体サイズは約78×163×8.9mm、重量は約234g。バッテリ容量は5,000mAh。カラーはグリーン、クリームの2種類。なお、ストレージが512GBまたは1TBのモデルはファントムブラックとなる。
そのほか発売にあわせ、Galaxy S23およびGalaxy S23 Ultraの予約/購入でBluetoothイヤフォンの「Galaxy Buds2」がもれなくもらえるキャンペーンや、Galaxy S23 Ultraの512GBモデルまたは1TBモデルの予約購入で、256GBから512GBないしは512GBから1TBの端末代の差額分を還元するキャンペーンも実施する。
なお、先代のGalaxy S22については、価格を下げた上で今後も販売を継続するという。
ミドルレンジのGalaxy A54 5Gも登場。Galaxy Tab S8+も取り扱い開始
また、約6.4型有機ELディスプレイを搭載したミドルレンジスマートフォン「Galaxy A54 5G」も5月下旬に発売。より大型化した約5,000万画素背面カメラや5,000mAhの大容量バッテリなどを特徴としている。
主な仕様は、Exynos 1380、6GBメモリ、128GBストレージ、約6.4型1,080×2,340ドットSuper AMOLEDなどを搭載。
カメラは背面が約5,000万画素/F1.8広角、約1,200万画素/F2.2超広角、約500万画素/F2.4マクロの3眼構成で、前面に約3,200万画素/F2.2を装備。おサイフケータイ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3などを備え、IPX5/IPX8の防水およびIP6Xの防塵にも対応する。
本体サイズは約77×158×8.2mm、重量は約201g。docomoではオーサムバイオレット/オーサムグラファイト/オーサムホワイトの3色、auではオーサムバイオレット/オーサムグラファイトの2色を取り扱う予定。
さらにauでは、12.4型Androidタブレット「Galaxy Tab S8+」のWi-Fiモデルの取り扱いを本日より開始する。Snapdragon 8 Gen 1に加え、120Hz表示対応の2,800×1,752ドットSuper SMOLEDディスプレイなどを搭載する。
【11時5分追記】Galaxy A54 5Gの製品仕様を追記しました。