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Qualcomm、ユーザー向けファンクラブ「Snapdragon Insider」を日本でも開始
2023年3月8日 06:27
クアルコムジャパンは、ユーザー向けファンクラブの「Snapdragon Insiders」を3月1日より国内で開始。これにあわせ、7日にキックオフイベントを開催した。
Snapdragon Insidersは、Snapdragonを搭載する製品などをユーザー向けに紹介するためのファンクラブで、2021年3月の始動後グローバルで展開している。スマートフォンに限らず、ゲームやオーディオ、PC、XR、車載といった、さまざまな分野の製品情報をコミュニティに提供している。
加えて、各種イベント、限定グッズの提供、各種キャンペーンなども展開。さまざまな形でSnapdragonを搭載する各パートナー製品の持つ魅力を伝えてきた。世界での会員数は約820万人にのぼるという。
今回の国内展開では、最新の技術やエクスペリエンスを日本語で体験できる機会を提供。これまでは英語のコンテンツが多かったが、日本語のものも増やしていくことで国内のユーザーが参加しやすい環境を目指す。今後は、オンライン/オフラインでのイベントやキャンペーン、Snapdragon Pro Seriesをはじめとしたモバイルゲームイベントなどを順次展開していく予定。
Snapdragon Insidersには、Twitterアカウント(@Snapdragon_JPN)のフォロー、またはWebサイトからの登録で参加が可能。2023年9月末までに数千人ほどの国内登録者数を目指すとしている。
また、国内でのプログラム開始にあわせ、タレントの長友愛莉氏がアンバサダーに就任することも発表された。ゲーマーでもあるという長友氏は、スマートフォンで大好きなゲームがサクサクと遊べるのはSnapdragonが入っているからだと聞いて驚いたといい、最新技術を体験しながら世界中の仲間達と一緒に盛り上げていきたいと語った。
イベントでは、クアルコムジャパン社長の須永順子氏が登壇。Snapdragonの歴史を振り返った。
Snapdragonは2007年11月に最初の製品となる「Snapdragon S1」を投入。Windows Mobile搭載の「T-01A」(東芝製)などにも採用された。この年はiPhoneやAndroid(Open Handset Alliance)の始まりの年でもあり、携帯電話の歴史において非常に大きな出来事だったという。
当時1コア/最大1GHz駆動だったSoCは、2023年には8コア/最大3.2GHz駆動にまで進化。さらにはDSPやISP、マルチコアGPU、AIエンジンなども加わったことで、現在のSnapdragonはヘテロジニアスコンピューティングSoCのリーダーと言えるとした。その上で、今後もユーザーがドキドキわくわくするようなスマートフォンを生み出すべく、進化を続けていきたいと語った。