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EIZO、USB Type-C搭載のプロ向けモニター「ColorEdge CS2400S」。輝度とコントラスト比向上

ColorEdge CS2400S

 EIZO株式会社は、24.1型液晶ディスプレイ「ColorEdge CS2400S」を24日に発売する。実売予想価格は10万8,900円前後の見込み。

 2019年に発売したキャリブレーション対応モデル「ColorEdge CS2420-Z」の後継機種。新たにUSB Type-C入力(アップストリーム)を搭載したほか、輝度とコントラスト比を向上した。ディスプレイの個体特性を記載した「調整レポート」を同梱している。調整レポートは上位ラインのCGシリーズに従来から付属している書類で、工場出荷時に階調の特性やユニフォミティ(画面全域の輝度を均一になるよう調整すること)などを個別に調整した証明となる。CSシリーズに調整レポートを同梱するのは初めての試み。

 輝度とコントラスト比はそれぞれ410cd/平方m、1,350:1となっている(旧モデルは350cd/平方m、1,000:1)。USB Type-C入力はディスプレイ側から最大70Wまでの給電が可能になっており、ノートPCと接続する際などにケーブルを1本に集約できるメリットがある。本体側面のUSBポートは従来モデルの3基から4基に増設(いずれもType-A形状)。このほか標準使用時の消費電力を26Wから18Wに低減している。

 そのほかの主な仕様は旧モデルと同等。解像度はWUXGA(1,920×1,200ドット)、表示色は10bit対応で、色域はAdobe RGB 99%。USB以外のインターフェイスはDisplayPortとHDMI。155mmまでの高さ調整と、前方5度/後方35度のチルト、左右344度のスイーベル、右回り90度の縦回転に対応。背面上部には運搬用のハンドルとケーブルホルダーを装備。画面全体の輝度と色味が常に均一になるよう調整する「デジタルユニフォミティ補正回路」を内蔵する。

 また、外付けのキャリブレーションセンサーや遮光フード(いずれも別売)、カラーマネジメントアプリ「ColorNavigator 7」、写真プリント向けカラー調整ツールの「Quick Color Match」などを用意する。

背面および側面の端子類
90度までの縦回転が可能