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最新Coreプロセッサ搭載の「ThinkPad X1」シリーズ。環境配慮を強化

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

 Lenovoは20日(米国時間)、CES 2023に先立ち、最新世代のCoreプロセッサを搭載したノートPCのフラグシップにあたる「ThinkPad X1」シリーズを発表した。2023年4月より順次出荷予定としている。

 今回発表されたのは「ThinkPad X1 Carbon Gen 11」、「ThinkPad X1 Yoga Gen 8」、「ThinkPad X1 Nano Gen 3」の3モデルで、価格は順に1,729ドル、1,859ドル、1,649ドルからとなっている。仕様面での進化だけでなく、サステナビリティを重視し再生素材を多用している。

  • ThinkPad X1 Carbon Gen 11 - パームレストの90%は再生マグネシウム、底面カバーの55%は再生アルミニウム
  • ThinkPad X1 Nano Gen 3 - パームレストおよび底面カバーの90%は再生マグネシウム
  • リテールパッケージは100%竹およびサトウキビ素材を使用。茶箱はプラスチックフリーで、90%再生とFSC認証取得素材のどちらかまたは両方を用い、本体には再生プラスチックを採用。

 加えて、ユーザー/企業全体でも製品寿命を延長させることなどで炭素排出を抑えられる「Commercial Vantage」アプリを搭載し、以下の設定を行なえるようになっている。

  • Computer Vision Human Presence Detection(コンピュータビジョンでの人間検出)による「Zero Touch Lock」機能でエネルギー消費を抑制
  • OLED採用モデルで「OLED settings」が可能。エネルギー消費を抑えるとともにディスプレイの寿命を延長
  • 「Smart Charge」による充電上限制御でバッテリの寿命を拡張
  • 「Keyboard Backlight」によるキーボードバックライト制御で電力を節約

 主な仕様はほぼ共通で、CPUが第13世代Core Pシリーズ、メモリが最大64GB(Nanoは最大16GB)、ストレージが最大2TB(Nanoは最大1TB)、OSがWindows 11など。

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

 ThinkPad X1 Carbon Gen 11のディスプレイは1,920×1,200ドット表示対応14型IPS(タッチ付きや輝度500cd/平方mモデルも選択可能)、2,240×1,400ドット表示対応14型IPS(タッチ付き)、2,880×1,800ドット表示対応OLED(タッチ付き)。

 インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.0b、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、音声入出力など。4G LTE/5Gも選択可能。本体サイズは315.6×222.5×15.36mm、重量は1.12kg。

ThinkPad X1 Yoga Gen 8

ThinkPad X1 Yoga Gen 8

 ThinkPad X1 Yoga Gen 8のディスプレイは1,920×1,200ドット表示対応14型IPS(タッチ付きや輝度500cd/平方mモデルも選択可能)、3,840×2,400ドット表示対応OLED(タッチ付き)。

 インターフェイスはThunderbolt 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.0b、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、音声入出力など。4G LTE/5Gも選択可能。本体サイズは314.4×222.3×15.53mm、重量は1.38kg。

ThinkPad X1 Nano Gen 3

ThinkPad X1 Nano Gen 3

 ThinkPad X1 Nano Gen 3のディスプレイは2,160×1,350ドット表示対応13型(タッチ付きも選択可能)。

 インターフェイスはThunderbolt 4×2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、音声入出力など。4G LTEも選択可能。本体サイズおよび重量は非タッチモデルが293.2×208×14.47mm/966.5g、タッチモデルが293.3×208.1×14.77mm/991.5g。