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教育データの利活用を推進し、教育の質向上を後押しする日本マイクロソフト

Teamsを日常的に使うことでデータが集まり、可視化/分析できる

 日本マイクロソフト株式会社は12日、教育機関向けサービス「Microsoft 365 Education」を活用した学校教育における取り組みについて説明会を実施した。

 同社の提供する教育向けMicrosoft 365 Educationは、Teamsをはじめとしたさまざまなツール群で構築される。日々使うことで発生する生徒のさまざまな学習ログや活動の履歴データを自動的に収集し、活用するための機能を標準で用意している。

Education Insights。クラスの状況を可視化

 これを可視化する機能の1つがEducation Insightsで、クラス内の学習状況や生徒の活動などをまとめて確認できる。TeamsやReading Progress、Reflectなど、生徒の学習や活動データを蓄積し、可視化することで、生徒1人1人により最適化した指導が可能になるという。

Reading Progress。音読をAIが自動採点
Reflect。アンケートから生徒の感情を可視化

 Reading Progressでは、日本語や英語、そのほかの対応外国語における音読練習をサポート。課題としてテキストを配信し、生徒は端末を使ってその音読を録音して提出すると、AIが自動採点して生徒に返却する。正確性や引っかかりやすい単語などを可視化し、学習を補助する。

 Reflectでは、感情のアンケートを毎日実施し結果を分析。生徒個人だけでなく、クラス全体での感情の動きをデータとして集め、可視化する。日々の感情の変化などが見えることで、生徒への声かけによるサポートなどもしやすくなるという。

学校組織全体でのデータ活用に向けたEducation Insights Premium
名簿情報とデータを結びつけて、より広範囲でのデータ分析を実現
さまざまなシステムと組み合わせて、教育の質向上に活用できる

 また、標準のEducation Insightsに加え、学校組織全体に向けた有償のEducation Insights Premiumを用意。学校や学年などの名簿情報をOffice 365に取り込めるSchool Data Syncとあわせて、組織全体でのデータ分析が実現できるとする。

 さらに、目的に応じて学習系システムや校務系システムと組み合わせることで、学校全体や、教育委員会視点での可視化や分析も可能になるという。

データ利活用にはセキュリティの担保も重要
パートナー企業との連携も強化

 一方で、データの利活用にはセキュリティの担保も重要だとしており、同社では端末からクラウド、データ分析までを1つのパッケージにまとめたMicrosoft 365 A5を用意。文部科学省の教育情報セキュリティポリシーガイドラインに対応し、認証基盤から各種サービス、データのやりとり、データ分析、データ可視化、全体の監視まで一気通貫で提供する。

 加えて、Azure Active Directoryとのシングルサインオン連携を活用した校務支援システムや学習アプリベンダーとの連携、安全なデータ分析/可視化基盤の提供に向けた基盤構築パートナーとの連携強化などにも取り組んでいるという。