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2022年第3四半期のGPU市場は前年比25.1%減。Intelがシェアを伸ばす
2022年11月28日 11:51
米Jon Peddie Research(JPR)は、2022年第3四半期のPC向けGPU市場に関する調査結果を発表した。
CPU内蔵型を含むPC向けGPUの出荷台数は7,550万ユニットで前年同期比19%減。メーカー別のシェアはAMDが12%、Intelが72%、NVIDIAが16%。前四半期比の台数ベースでは全体で10.3%減。AMDは47.6%減、Intelは4.7%増、NVIDIAは19.7%減。
調査対象となった全プラットフォーム、全タイプのGPUは前年比25.1%減。デスクトップ向けが15.43%減、ノート向けが30%減で、2009年の景気後退以降最大の落ち込みとなっている。
調査結果によれば、今期は各社それぞれ出荷落ち込みの理由について異なる見解を述べたという。一例としては、仮想通貨マイニングの規制、中国ゼロコロナ政策に伴う生産の遅滞と停止、米国による経済制裁、インフレによるビデオカードの価格上昇、在庫の枯渇などを挙げている。またAMDに関しては、ゲーマーが新しいビデオカードの発売を待つ行動を採ることで現行機種を買い控え、売れ行きを抑制するオズボーン効果が発生している点も指摘した。
第4四半期については、出荷台数が減少する一方で供給のバランスは持ち直し、平均販売価格が上昇すると予測している。