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インテルSSTを更新していないWindows 11マシンは22H2を受け取れず

 Microsoftは22日、Windows 11とインテルSST(Smart Sound Technology)の非互換性に関する既知の問題について文書を更新し、不具合が発生するバージョンのSSTドライバをインストールしているWindows 11のシステムについては、機能更新プログラムであるバージョン22H2の適用を行なわないと発表した。

 22H2は、9月21日に配信が始まったWindows 11の大型アップデート。特定バージョンのSSTドライバがインストールされたWindows 11のシステムではブルースクリーンエラーが発生する場合があることから、該当するシステムではセーフガードが発動して、22H2を適用できない。

 対象となるSSTドライバのバージョン番号は「10.29.0.5152」と「10.30.0.5152」の2つ。どちらも該当するバージョンより新しい「10.29.0.5714」もしくは「10.30.0.5714」以降のドライバをインストールすることで、セーフガードを回避できる。

 この問題は2021年11月に報告されており、ドライバのアップデートを行なうよう同時に周知していた。今回の更新で、この問題を解決していないシステムには22H2も適用しないよう変更した形となった。