ニュース

ASUS、片手に収まる5.9型フラグシップスマホ「Zenfone 9」。Snapdragon 8+ Gen 1搭載

Zenfone 9

 ASUSは、Snapdragon 8+ Gen 1や5,000万画素カメラ、120Hz表示対応AMOLEDなどを搭載した5.9型フラグシップスマートフォン「Zenfone 9」を発表した。

 Zenfone 9は、5.9型のコンパクトな筐体にSnapdragon 8+ Gen 1や最大16GB LPDDR5メモリなどを搭載したスマートフォン。片手に収まるサイズに仕上げたとしている。内部の冷却機構には従来のヒートパイプに変わりベイパーチャンバーを採用し、銅やグラファイトシートなどを組み合わせたヒートスプレッダも内蔵する。

 ディスプレイサイズは従来から変わらず5.9型で、解像度1,080×2,400ドットのAMOLEDを搭載。リフレッシュレートは120Hzで滑らかな表示が可能なほか、Delta E 1未満の高い色精度や、sRGB 115%、DCI-P3 112%カバーの広い色域、HDR10+のサポートなども特徴となっている。表面にはCorning製のGorilla Glass Victusを採用し、傷や衝撃に強い設計とした。

Midnight Black
Moonlight White

 背面カメラについては、5,000万画素メインと1,200万画素超広角の2つを搭載。センサーはソニー製で、それぞれIMX766、IMX363を内蔵する。光学手ぶれ補正として新たに採用した6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーにより、本体のあらゆる動きを検出し、カメラモジュールをリアルタイムで制御して、映像のブレを抑える。

 さらに、超高速なオートフォーカス技術や電子手ぶれ補正アルゴリズム、さまざまな撮影モード、小さな音から大きな音まで収録できるAudio HDR、風切り音低減機能なども用意しており、どんな状況においても完璧な写真/映像が撮れるとしている。

 筐体はIP68準拠の防水防塵設計となっており、新開発のテクスチャ素材を採用することで、バックカバー部で従来比36%の軽量化を達成するとともに、丈夫でグリップ感のある質感を実現した。側面には片手操作をサポートするZenTouchマルチファンクション電源ボタンを装備し、上下のスワイプやダブルクリックによる操作が行なえる。指紋認証センサーもここに内蔵する。

Sunset Red
Starry Blue

 そのほかアクセサリ周りでは、一部のケースでConnexと呼ばれるモジュラーシステムを採用。保護ケースの下半分がペグボードのようになっており、キックスタンドや名刺が入るカードホルダーなどを取り付けられる。

 主な仕様は、Snapdragon 8+ Gen 1、6GB/8GB/16GB LPDDR5メモリ、128GB/256GB UFS 3.1、5.9型1,080×2,400ドットAMOLED(120Hz表示対応)、ZenUI 9(Android 12)などを搭載。カメラは背面が5,000万画素メイン(IMX766)+1,200万画素超広角(IMX363)、前面が1,200万画素(IMX663)となる。

 SIMはNano SIM×2で、5G+5GのDSDVに対応。無線機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2(Snapdragon Sound/aptX Adaptive対応)、NFCを搭載する。センサー類は、加速度、電子コンパス、近接、環境照度、指紋認証、ジャイロ(ARCore対応)、ホールを備え、測位方式はGPS、GNSS、Glonass、Galileo、BeiDou、QZSS、NavICをサポートする。

 インターフェイスはUSB Type-C、3.5mmオーディオジャックなど。本体色はMidnight Black、Moonlight White、Sunset Red、Starry Blueの4種類で、サイズは68.1×146.5×9.1mm(幅×高さ×厚さ)、重量は169g。バッテリ容量は4,300mAhで、最大30Wの急速充電にも対応する。

Connex対応ケース(White)
下半分のペグボードのような部分に別途拡張パーツが取り付けられる(キックスタンドの例)