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電力需給「極めて厳しい」。20時以降に300万軒規模の停電のおそれ
2022年3月22日 15:48
東京電力パワーグリッド株式会社のTwitterによると、15時現在も電力需給が極めて厳しい状況となっており、このままの状況が続くと、夜20時以降に揚水式水力発電の運転が停止し、約500万kW(200万~300万軒規模)の停電が発生するおそれがあるとしている。
同社は政府と共同で、節電を行なうよう呼びかけているが、22日は東日本の気温が低く、雪が降るなど悪天候が続いているため、電力需要が大きく増加。同社が公開している「でんき予報」によれば、13時台は供給力4,253万kWに対し使用実績が4,525万kWの6%超過、14時台は供給4,192万kWに対し使用実績が4,497万kWの7%超過となっている。
3月16日福島県沖の地震により、東北/東京エリアの火力発電所6基(約330万kW)が停止している。不足分を補うために、火力発電所の増出力運転、広域的な電力の融通、自家発電の要請、揚水式水力発電が行なわれているが、抜本的な解決になっていない。
大規模停電を回避するためには、毎時200万kW程度の節電が必要であり、もう一段のさらなる協力を呼びかけている。
電力需給が極めて厳しくなっています。このままの状況が続くと、本日の夜20時以降に揚水式水力発電の運転が停止し、約500万kW(200万~300万軒規模)の停電が発生するおそれがあります。
— 東京電力パワーグリッド株式会社 (@TEPCOPG)March 22, 2022
そのため、更に毎時200万kW程度の節電が必要であり、もう一段の更なるご協力をお願いいたします。