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Apple、iPhoneでタッチ決済を受け付けられるサービス。米国内事業者向けに提供

Tap to Pay on iPhone

 Appleは8日(現地時間)、iPhoneを利用した事業者向け非接触(タッチ)決済サービス「Tap to Pay on iPhone」を発表した。米国国内で今春より順次提供を進める。

 Tap to Pay on iPhoneは、非接触決済において、iPhoneを受付端末として活用できるようにする仕組み。Apple Pay対応端末や非接触決済対応のクレジット/デビットカードなどをiPhoneにかざすことで、場所を問わず決済を行なえる。手持ちのiPhoneで実現できるため、別途端末を用意する必要がない。

 iPhone XS以降でサポートし、Tap to Pay on iPhoneが統合されたiOSアプリや、専用アプリをインストールすれば利用できる。iPhoneが内蔵するSecure Elementの暗号化により、セキュアな取引を実現するという。

 まずは米国国内での展開となり、2022年春より決済プラットフォームのStripeが先行して対応を開始。ShopifyのPoint of Saleアプリなどで利用可能となる予定。2022年後半にはそのほかの決済プラットフォームでのサポートや、専用アプリの提供も開始する見込み。

非接触決済対応のクレジットカードも受け付けられる