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AMD、2021年の純利益は前年比27%増の31.6億ドル

 AMDは1日(現地時間)、2021年第4四半期の決算を発表した。

 売上高は48億2,600万ドル、営業利益は12億700万ドル、純利益は9億7,400万ドルで、1株あたりの利益は0.8ドル。前年同期比では売上高が49%増、営業利益が112%増、純利益は45%減で増収減益となっている。

 コンピューティング/グラフィックス部門、エンタープライズ/組み込み/セミカスタム部門の両方で増収。粗利益は前年比5%増の50%で営業利益も伸びている。純利益は前年に18億ドルを計上しているが、これは前年に評価性引当金を取り崩して発生した税務上の利得13億ドルを含む金額。

 コンピューティング/グラフィックス部門は、RyzenおよびRadeonの売上が好調で売上高は前年同期比32%増の26億ドル。営業利益は前年同期の4億2,000万ドルに対して5億6,600万ドルとなった。

 エンタープライズ/組み込み/セミカスタム部門は、EPYCとセミカスタムプロセッサの採用が拡大して売上をけん引。売上高は前年同期比75%増の22億ドル。営業利益は前年同期の2億4,300万ドルに対して7億6,200万ドル。

 通年では、売上高が164億3,400万ドルで前年比68%増、営業利益が36億4,800万ドルで前年比166%増、純利益は31億6,200万ドルで前年比27%増となっている。

 2022年第1四半期もすべての事業で成長を見込んでおり、売上高は前年比45%増の約50億ドルを達成すると予想している。