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日本HP、視線や脈拍も検知できるVR HMD

HP Reverb G2 Omnicept Edition

 日本HP株式会社は、人間の生理反応データなども収集できるVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「HP Reverb G2 Omnicept Edition」および開発者向けSDK「HP Omnicept Solution」を国内向けに発表した。前者は2021年末に提供開始予定、後者はまずCoreライセンスのみ提供し、それ以外は順次提供する。

 HP Reverb G2 Omnicept Editionは、同社のVR HMD「HP Reverb G2」をベースに、筋肉の動きや視線、瞳孔の大きさ、脈拍などを測定できるセンサーを搭載した開発者向けの製品。表情検出や空間3Dオーディオ、視線を追跡し中心部の画質を高めるフォービエイテッドレンダリング機能なども備える。

 ディスプレイ解像度は片目2,160×2,160ドットで、リフレッシュレートは最大90Hz、視野角は114度。本体サイズは253×290×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.73kg。

 HP Omnicept SDKは、Reverb G2 Omnicept Editionから得られた各種データをマシンラーニングモデルなどを活用して解析できる開発者向けキット。利用できるAPIや機能の異なる4つのライセンス(Core/Academic/Enterprise/Developer)を用意する。