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ときどバイソン再び登場で荒れる第1試合! ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第4節 Day2レポート
2021年10月26日 21:32
先週木曜に第4節 Day1が行なわれた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日は先週に引き続きDay2が行なわれる。1試合目は忍ism Gaming VS v6プラス FAV Rohto Z!、2試合目がコミュファDetonatioN VS Saishunkan Sol 熊本の2試合。実況は大和周平氏、解説はハメコ。氏だ。
これまで週に1回Day1/Day2のいずれかを戦ってきたSFL 2021だが、ここにきて週に3回という編成となった。中3日開けてのDay2開催は試合にどう影響するのか。また、ホームの優位性が徐々に見られるようになってきたが、今後の戦略はどう変わっていくのかといったあたりが注目ポイントだろう。
また、1試合目の忍ism Gaming VS v6プラス FAV Rohto Z!は2位と4位という上位チーム同士の対戦のため、ここでのスコアは上位の順位にかなり影響を与えるかなりの好カードとなっている。
ということで早速第4節 Day2の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。
ときどバイソン再び出陣! v6プラス FAV Rohto Z!がアウェイで勝利
1試合目のホームは忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷。対するアウェイはv6プラス FAV Rohto Z!で、出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん。アウェイの事前オーダーは、先鋒ときどのユリアン、中堅ボンちゃんのかりん、大将はsakoのメナトと発表された。リザーブはりゅうせい。
このオーダーを受けての忍ism Gamingの作戦タイムがスタート。「予想外、3パターンの考えのうちの1番なさそうなやつだけど」とアウェイオーダーの意外性を語りつつも、「プランC」という謎のワードも飛び出しつつ、「4点目指しましょう」との声掛けもあり、それなりに時間をかけて作戦タイムが終了。先鋒オーダーはひぐちのガイル。リザーブは大谷となった。
ここで先鋒のひぐちから試合に向けての意気込みとして「元々ときどさんに当たろうと、しっかり準備してきたので、それをしっかり見せられたらと思います」と真摯に語った。
解説のハメコ。氏は初戦のときどが以前見せたバイソンについて「元々ときどバイソンの可能性は、ひぐちのガイルとの勝率が高いところを、ボンちゃん選手が発見したことで出てきたもの。つまり最初の被害者であるひぐちが、ここいけるぞ、ということで出てきたので、期待したいところ」と事情を語った。
ときどユリアンとひぐちガイルの先鋒戦がいよいよスタート。1回戦1ラウンドは互いに火力の高い2人の飛び道具や打撃で双方の体力が削れていく中、やや有利はひぐちガイルだったが、ゲージMAXからときどユリアンがVトリガー「エイジスリフレクター」の2枚使いで画面端に追い詰めたひぐちガイルを落としてまずは1勝。2ラウンドは中距離有利のときどユリアンがジャンプ攻撃を起点にコンボからクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」を決めて大ダメージ。最後はジャンプ攻撃でトドメを刺して2勝取ってまずは1本。
2回戦はひぐちガイル優勢で試合が進む。ときどユリアンが打撃や飛び道具で画面端に追い詰めてこようとするので、ひぐちガイルは画面端に追い詰められる前に位置を入れ替えて中央を維持していくという展開。中盤ときどユリアンがVスキル「メタリックオーラ」を付与して逆転を狙うが、ひぐちガイルが絶妙なEXゲージ利用のソニックブームを決めてさらにときどユリアンの体力を削る。
ときどユリアンがエイジスリフレクター2枚使用のコンボで大ダメージを狙うも、2枚目はひぐちガイルがVシフトを使ってかわして回避。画面端での攻防の中、残り時間が10秒を切る。ときどユリアンが近づいてのスパルタンボム2連続でひぐちガイルの体力を大幅に削るが、2度目の投げからの起き上がりにときどユリアンはメタリックスフィアを放つも、ひぐちガイルがゲージ利用のサマーソルトキックを決めてまずは1勝。続く2ラウンドは中央での打撃、飛び道具の撃ち合いをひぐちガイルが制して2連勝で1本を取り返す。
ここでときどユリアンがインターバル。解説陣がキャラ変更バイソンがあるのかとざわめく中、その予想は的中。最終第3戦、ここで再びときどバイソンが姿を見せる。1ラウンドは体力的には一進一退ながら、終始強気の攻めを貫いたひぐちガイルがリバーススピンキックで決めて先制。
2ラウンドもひぐちガイルの強気の攻めはときどバイソンの体力を削るが、隙を見てのコンボや、Vトリガー「ノーマーシー」発動でひぐちガイルのソニックブームをすり抜けて1勝。ファイナルラウンドは壮絶な撃ち合いと読み合いで互いに削り合いながらもタイムがどんどん減っていく。最後はタイム10秒を切るところでひぐちガイルのステップをときどバイソンがパンチで止めて勝利し、先鋒戦を勝ち取った。
忍ism Gaming側、中堅戦前の作戦タイムは先鋒戦の敗北から気持ちを切り替えようとメンバーたちが互いに声を掛け合い、中堅戦も予定通りとのコメントから作戦タイムは終了。中堅戦の出場メンバーの申告は藤村のキャミィとなった。
試合前の意気込みについて藤村は「ボンちゃんはかなり強い選手なんですけど、ここで僕のキャミィが出てくるというオーダーはあまり考えてなかったと思うんですよね。なので準備の差で勝ちたいと思います」と丁寧なコメント。
解説のハメコ。氏は「確かにここでの藤村キャミィは意外。いわゆるホーム側の裏切りで、アウェイ側は勝率が最も高い選手が来るであろうと予想して対策してくるので、そこをずらされた時にどうなるのか。藤村キャミィは本シーズン、本当に動きがよい。対するボンちゃんも対応力の高い選手なので、地上戦をじっくり戦うところを藤村がどこかで裏切って攻めていく感じになるのではないか」と予想した。
こうして迎えたボンちゃんかりんと藤村キャミィの中堅戦。1回戦1ラウンドから熾烈なさし合い、読み合いによる中央でのせめぎ合いが展開。ここはボンちゃんかりんがギリギリのところで先制を勝ち取る。2ラウンドもボンちゃんかりんが火力の高いコンボで藤村キャミィの体力を削れば、藤村キャミィは足元へのスパイラルアローや投げ、などでボンちゃんかりんの体力を削る。後半になるとボンちゃんかりんが体力優勢のまま守りに入り、藤村キャミィの攻めが通らない。
慎重な運びの中、残りタイム14秒でボンちゃんかりんが動き出す。しゃがみ攻撃からVトリガー「神月流 紅蓮の型」発動、追って藤村キャミィもVトリガー「デルタドライブ」発動から攻め合いとなるも、最後はボンちゃんかりんのコンボからのクリティカルアーツ「神月流 覇道六式 覇者の型」で2連勝、1本を取った。
2回戦1ラウンド序盤はボンちゃんかりん優勢で画面端に追い詰めて体力を削っていくも、藤村キャミィはスパイラルアローを活かした攻めであっという間に逆の画面端まで追い詰める。そこから投げや間髪入れずにしゃがみ攻撃で攻めまくる。解説のハメコ。氏からは「藤村キャミィは一貫してヒット確認からのVトリガー発動しか狙っていない」と解説。
その言葉通り、デルタドライブ発動からのキャノンスパイク、キャノンストライクを活かしたコンボで一気にボンちゃんかりんを攻めてスタンを取り、そこからコンボで1勝。2ラウンドは序盤藤村キャミィが徹底したコンボでボンちゃんかりんの体力を奪い取っていくが、追い詰められてからのボンちゃんかりんの反撃がすさまじく、立ち位置の入れ替えコンボを挟んで、逆に藤村キャミィを画面端に追い詰めたボンちゃんかりんの猛攻で1勝を取り返す。
ファイナルラウンドは藤村キャミィが少し下がってからのスパイラルアローなどきめ細かな対応を重ねて、最後はヒット確認からのクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」で勝利し、1本を取り返した。
最終3回戦1ラウンド、序盤はボンちゃんかりんがいいペースで試合を運ぶが、藤村キャミィも確認からのゲージ使用のスパイラルアローやキャノンスパイクなどの連携で体力を削る。ボンちゃんかりんも差し返しと攻め合いながらも、藤村キャミィの技の切れの良さが目立つ。
あまりの切れの良さに実況の大和氏からも「何やってるんだ藤村!」の声が上がるほど。最後はVトリガー発動、ゲージ利用のキャノンスパイクで先制。2ラウンドも藤村キャミィの攻めをボンちゃんかりんが防御する展開で時間が過ぎ、最後はゲージ利用のスパイラルアローで藤村キャミィの勝利となった。
ハメコ。氏は「ボンちゃんかりんもむしろいい。藤村キャミィがよすぎるだけ」と分析した。
最後はsakoのメナトとももちあきらの大将戦。意気込みについて聞かれたももちは「sakoさんのメナトに照準を絞って練習してきたので、大将という重要な役どころですが、勝利したいと思います」とした。
勝敗が決まる重要な大将対決。1回戦1ラウンドは前半sakoメナトのリーチの長さにももちあきらが苦戦して体力を削られるも、ゲージ利用の「裏裡門」を絡めたコンボで逆にダメージを奪う。さらにVトリガー「漢の背中」を狙うも、sakoメナトはVリバーサル「獅子の左目」で脱出。その後もVスキル「気功錬成」で強化した「気功塊」を当てたり、投げなどで体力を削っていくももちあきら。
ここでsakoメナトもVトリガー「ジェフティの知恵」でビットを放出。ここで再度ももちあきらがお兄ちゃんを呼び出すも、ここはすっとsakoメナトが下がって回避。体力的にもタイム的にもギリギリの中間距離から、ももちあきらが強キックを差し切って先制。2ラウンドも気功塊を活かした攻めで、ここは完全にももちあきらのペースのまま2連勝でまずは1本。
2回戦1ラウンドも序盤はももちあきらのペースで試合が進む。ゲージ利用の気功塊や空中気功塊で攻めつつ、裏裡門を絡めた地上戦のコンボでsakoメナトの体力を削る。sakoメナトはジェフティの知恵のビットを上手くコンボに絡めてももちあきらを画面端に追い詰めて、体力ゲージを削っていくが、一進一退の攻防の末にももちあきらが空中気功塊で先制。
2ラウンドもももちあきら優勢ながら、sakoメナトのジェフティの知恵のビットを上手く絡めた連携で最後はsakoメナトが押し切り1勝。
ファイナルラウンドはお互い堅い守りと距離を取った間合いで、前半はなかなか攻め手に欠いた状態で時間が過ぎる。トリガー発動を先に決めたのはsakoメナトで、画面端にももちあきらを追い詰めてビットを使った連携で一気に体力を削る。ももちあきらもキックを当ててからのお兄ちゃん呼び、ゲージ利用の裏裡門とコンボを重ねて反撃を試みるも、防がれ止められてそのままsakoメナトが1本取り返した。
3回戦1ラウンドは終始sakoメナトが主導権を握り、ももちあきらもお兄ちゃんを呼ぶがsakoメナトのVリバーサルで逃げられて、そのままフィニッシュで先制。2ラウンドはももちあきらが地上戦のコンボで画面端に追い詰めて、お兄ちゃん呼びも絡めて攻めまくるもsakoメナトがここから脱出、逆にジェフティの知恵のビット放出、これを活かした連携で逆に削り取り、最後はクリティカルアーツ「ウン・ネフェル」で2連勝、2本目を奪いとった。
4回戦1ラウンドはももちあきらがペースを掴み、画面端にsakoメナトを追い詰めて体力を奪っていく。sakoメナトもジェフティの知恵発動で反撃するも、ここは相討ちでももちあきらがKOを取った。2ラウンドはももちあきらのペースに対して、sakoメナトがスライディングで削るなどしてゲージを貯めてジェフティの知恵で再びももちあきらを追い詰めようと動くが、そこに絶妙な連携からのゲージ使用裏裡門を絡めたコンボで逆にとどめを刺して、ストレートで2本目を取り返す。
いよいよ迎えた最終5回戦、1ラウンドはももちあきらのジャンプ攻撃を絡めた果敢な攻めも、鉄壁の防御でなかなか崩れないsakoメナト。ジャンプがダメならと歩きからの投げが決まって画面端に追い詰められるsakoメナト。そこにお兄ちゃん呼び発動でこれが連携して大ダメージを奪い、そこからの投げでsakoメナトがスタン、最後も投げでとどめを刺してマッチポイント。
2ラウンドはsakoメナトが攻勢に転じて攻めるもももちあきらの投げが絶妙に決まり、体力ゲージは五分と五分。ここでsakoメナトがジェフティの知恵発動のビットを巧みに使って連携を決めてさらに体力を削る。最後は投げが決まって1vs1のフルカウントへともつれ込む。
ファイナルラウンドは互いに間合いを取りつつ慎重に攻め合うも、ももちあきらが懐に飛び込めずに攻めあぐねる。そこでsakoメナトが反撃に転じ、試合のペースをきっちりと掴んでももちあきらを画面端に追い詰めて徹底的な連続攻撃でももちあきらの反撃を許さずスタン。最後はソウルスフィアでとどめを刺して大将戦をsakoメナトが制した。
この大将戦の結果を受けて、アウェイながらもv6プラス FAV Rohto Z!が忍ism Gamingを3-1で下して勝利となった。
試合終了後のv6プラス FAV Rohto Z!へのインタビューでは、sakoが今の気持ちを聞かれて「よかったです」のシンプルな一言。戦略について聞かれると「言うても誰が来るかはある程度の予想しかできなかったので、ももちあきら戦についても、ないかな、いやワンチャンあるかもなと練習していたので、それがよかったです」とこれまたシンプル。次節への意気込みについても「次もガッツリ勝って優勝を目指します」とシンプルな言葉で締めくくった。
板橋ザンギエフとネモの因縁対決!
続く2試合目はホームがコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。アウェイのSaishunkan Sol 熊本の事前オーダーは、先鋒ネモのユリアン、中堅NISHIKINのブランカ、大将Shutoのユリアン。リザーブはヤナイとなった。
ホームのコミュファDetonatioNの作戦タイムは、板橋ザンギエフから「怖い人に誰が行きたいですか?」との振りから他のメンバーは皆「いきたくない」と連呼。竹内ジョンが一連の話を聞いていないというトラブルもありつつ、板橋ザンギエフからは「倒したとして、ヤナイくんにとばっちりがいくじゃない?そこをなんとかできるオーダーを……」などネモを怖いキャラに仕立てて煽り放題だが、もちろんいつものプロレスだ。そうこうしている間にYouTubeのコメント欄を爆笑の渦に巻き込んだ作戦タイムは終了となった。
ここで先鋒は板橋ザンギエフのザンギエフ、リザーブは立川と申告があった。試合前の意気込みは大和/ハメコ。両氏の判断でなし。ただ申告時に「いきたくないんですけど…」と言っていた言葉が試合前の意気込み、ということになった。
ネモと板橋ザンギエフのやり取りはストリートファイターリーグ名物とのことでこれまでのリーグのファンからもプロレスとして扱われているようだ。ただ、その後のハメコ。氏の説明によるとガチなのかネタなのかは未だに判断がつかないとのこと。一方で試合としても、板橋ザンギエフがいつも使うアビゲイルではユリアンの無敵技に対して警戒しづらいこともあり、より相性がいいザンギエフのチョイスになったとハメコ。氏から解説があった。
そんな因縁含みの板橋ザンギエフとネモユリアンの先鋒戦がいよいよスタート。1回戦1ラウンドからネモユリアンの怒涛のラッシュがド派手だ。投げ技のスパルタンボムやVトリガー「エイジスリフレクター」やメタリックスフィアの連携でガンガンと板橋ザンギエフの体力ゲージを削るも、板橋ザンギエフは隙をみてスクリューパイルドライバーなど大技で反撃、ガードも固く一進一退の攻防ながら、最後はネモユリアンがゲージ使用のチャリオットタックルで先制。
2ラウンドもネモユリアンの猛攻が止まらない。板橋ザンギエフが防戦一方で読み合いを勝ち、押し切って連勝で1本先制となった。
続く2回戦1ラウンドは板橋ザンギエフの逆襲だ。空中で掴んでのボルシチダイナマイトやシベリアンエクスプレスなどド派手な技を次々と繰り出し、最後はスタンしたネモユリアンにスクリューパイルドライバーで先制。重量級のバトルは迫力がすごい。
2ラウンドは互いに距離をあけての殴り合いで攻め合い、互いの体力を削っていくも、板橋ザンギエフのキックがヒットし、そこからゲージ使用のスクリューパイルドライバーを使って大幅に体力ゲージを減らす。そのまま攻め切って今度はストレートで板橋ザンギエフが1本取り返した。
最終3回戦1ラウンドは、双方激しい攻め合いの応酬で、体力ゲージを削り合っていく。板橋ザンギエフのスクリューパイルドライバーをネモユリアンがかわしてコンボを決めて大ダメージを取れば、Vトリガー「サイクロンラリアット」からのゲージ使用スクリューパイルドライバーで板橋ザンギエフが削り返す。最後は読み合いに勝ったネモユリアンの差し返しチャリオットタックルで1勝。
2ラウンドは前半板橋ザンギエフの猛攻でネモユリアンの体力がピンチに。ただそこからネモユリアンも反撃に転じ、画面端に板橋ザンギエフを追い詰め、そこからエイジスリフレクターを活かした連携でさらにダメージを与えて、最後はクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」を見事に決めて連勝。先鋒戦をネモユリアンが制した。
中堅戦の作戦タイム。冒頭から無言の板橋ザンギエフを見て、「リーダー代わります」と宣言する立川。そして場を仕切り始めたところで、板橋ザンギエフは先ほどの無言の振りについての説明は特にないまま、ナウマンに対して「やれんのか?やれんだな?」といきなりのリーダー発言。これにナウマンも「やれます、やります! 板ザンさんが落ち込んでいる今、俺が支えるしかないっしょ」と頼もしい発言。ところがこれに板橋ザンギエフが「落ち込んでる?」とまさかの疑問形のまま、そのまま作戦タイムは終了。
中堅戦はナウマンのさくらと申告があった。試合前の意気込みについてナウマンは「ブランカ戦は結構仕上げてきたつもりなので、それが出せるように頑張ります!」とコメントした。
この作戦タイムからの一連の流れに対してハメコ。氏は「天然でコントしてるんですかね?」と分かった上でのコメントを残した。実況の大和氏からも「これまでも板ザンさんのチームでは、作戦タイムも作戦しない」といった情報も語られた。
こうして準備時間も過ぎ、いよいよ開始したNISHIKINブランカとナウマンさくらの中堅戦。1回戦1ラウンドはNISHIKINブランカがナウマンさくらを翻弄。NISHIKINブランカはVトリガー「ジャングルダイナモ」を発動し、強化バックステップローリングでさくらにめくり攻撃を決める。隙をついたナウマンさくらが削るも、最後はNISHIKINブランカの投げでまずは先制の1勝。
2ラウンドはナウマンさくらが巧みな連続攻撃と咲桜拳で、NISHIKINブランカを画面端に追い詰めて体力を削る。ゲージ使用の咲桜拳を連続ヒットでさらに体力を削っていく。NISHIKINブランカのガードは固いがそこを連続投げで攻め落とし、最後はクラッシュカウンターでナウマンさくらが1勝を取り返す。
ファイナルラウンドもNISHIKINブランカの勢いのある攻めに対し、ナウマンさくらが手数の多さでNISHIKINブランカを画面端に追い詰める攻防が続く。最後は萌芽掌からのコンボで咲桜拳を決めてNISHIKINブランカを沈め、まずはナウマンさくらが1本先取した。
インターバルを挟み、Vトリガーを「ジャングルダイナモ」から「ライトニングビースト」に変えて挑む2回戦1ラウンド、終始NISHIKINブランカのペースのまま試合は進む。多少の反撃は食らうも、連続攻撃からゲージ利用のワイルドハントでスタンを奪い、そのまま攻め切り1ラウンドを先取。
2ラウンドはナウマンさくらがジャンプ攻撃や歩きからの攻撃など選択肢を増やすことでNISHIKINブランカにプレッシャーをかける。その効果もあってかじりじりとNISHIKINブランカの体力が削れていく。クラッシュカウンターからVスキル「春疾風」のコンボで攻めて体力を削るも、NISHIKINブランカが反撃。更に追撃の手を緩めないNISHIKINブランカのVトリガー「ライトニングビースト」発動からの攻めでさらにナウマンさくらの体力を削るが、冷静にNISHIKINブランカの動きを読んでゲージ使用の咲桜拳2連発で画面端にNISHIKINブランカを追い詰め、最後はキックで決めて1勝。
ファイナルラウンドは、NISHIKINブランカ優勢で試合が進む。ところが対空のゲージ使用咲桜拳が決まって、流れが変わる。画面端に追い詰められたNISHIKINブランカがジャンプで脱出しようとするも、対空をヒットさせて入れ替えさせず、さらに投げで端に追い込むナウマンさくら。そのまま画面端で天仰波動拳などを絡めた連続攻撃でついにNISHIKINブランカがスタン。そのまま攻め切ってナウマンさくらが2本選手で中堅戦を勝ち取った。
最後の大将戦、Shutoユリアンに対するは竹内ジョンのコーディだ。なお、試合前のコメントについてはマイク不調につき割愛となった。
こうして両チームとも1ポイントずつで迎えた大将戦、1回戦1ラウンドはShutoユリアンのメタリックスフィアやチャリオットタックルがいい形で入ってまずは先制。2ラウンドは竹内ジョンコーディが立ち技を上手くヒットさせ、画面端までShutoユリアンを追い込む。そのまま攻め切って1勝を取り返す。
ファイナルラウンドは、一進一退の攻防からShutoユリアンのゲージ使用デンジャラスヘッドバットで一気に流れを掴み、コンボが止まらず、竹内ジョンコーディはそのままスタンまで追い込まれ、最後も攻め切って1本を先取した。
2試合目1ラウンドも序盤は一進一退の攻防だが、竹内ジョンコーディがVトリガー「ダーティーコーチ」発動で攻めるも逆に返してそのまま仕込んだクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」で1勝。2ラウンドもShutoユリアンペースで試合は進み、エイジスリフレクターやメタリックスフィアを絡めた連携で一気に竹内ジョンコーディを仕留めて2本先取となった。
3試合目1ラウンドもShutoユリアンのペースで試合が進む。竹内ジョンコーディも反撃するが、攻めきれずShutoユリアンに反撃されて、いよいよマッチポイント。2ラウンドは竹内ジョンコーディが地上戦で少しずつShutoユリアンを押し気味になり、かなり体力を削っていくも、攻めきれず逆にShutoユリアンの攻めがヒットするようになり盛り返す。しかし最後は竹内ジョンコーディのクリティカルアーツ「クリミナルパニッシャー」で削り切り、1勝を取り返す。
ファイナルラウンドも互いに攻め合う激しい攻防戦で体力ゲージも削られていく。前半はShutoユリアン優勢、後半は竹内ジョンコーディ優勢の中、Shutoユリアンのエイジスリフレクターを使った連携攻撃を入れてくるが、これを防御とVシフトで何とかかわす。逆にコーディもダーティコーチで攻め切ってようやく1本を取り返した。
4試合目1ラウンドも中距離での立ち合いは互角か、若干Shutoユリアンに分があったが、段々と竹内ジョンコーディのペースになることが増えてきた。そして体力ゲージは竹内ジョンコーディが有利な状況からShutoユリアンのエイジスリフレクターが発動し、これを全て食らってしまい、体力的にもかなりジリ貧になるも、最後はShutoユリアンのバイオレンスニードロップに合わせた対空で相打ちながらも倒し切ってまずは1勝。
2ラウンドも竹内ジョンコーディがペースを掴むも、Shutoユリアンが防御からエイジスリフレクター発動で反撃、体力がかなり削られるも、倒しきれず逆に竹内ジョンコーディがShutoユリアンを掴んでとどめを刺し、ついに2本取って追いついた。
5試合目1ラウンドも中距離での攻め合いから、Shutoユリアンがチャリオットタックルで奇襲をかけて、バイオレンスヘッドバットなど連携でダメージを与えていく。その後、竹内ジョンコーディも反撃し、体力差を縮めようとするが、追いつかずにそのままタックルが決まってShutoユリアン1勝。
2ラウンドも中距離での攻め合いから、竹内ジョンコーディがゲージ利用のラフィアンキックからコンボで大ダメージを決めれば、Shutoユリアンもタックルやスパルタンボム、Vリバーサルの「アンガースナップフィスト」などで返して互いに体力の削り合い。ここで竹内ジョンコーディが飛び込みからのダーティコーチ発動で、そのまま「シークレットワーク」を決めて1勝を取り返す。
フルカウントでのファイナルラウンドは、Shutoユリアンがゲージ使用のタックルで攻めて先制。続くタックルは竹内ジョンコーディがパンチで阻止して入れ替えの投げで画面端から逃れる。画面端のShutoユリアンは反撃のデンジャラスヘッドバットからの連携で反撃しつつ、画面端から押し返し、スパルタンボムで再度竹内ジョンコーディを画面端に追い詰める。
ここで後ろに下がったShutoユリアンに対して飛び道具のトルネードスイープを放つと、同時に自分も前に向かって歩みを進めて一気に逆の画面端までShutoユリアンを追い込む。再度攻めでラインを戻して中央まで押し戻す。Shutoユリアンの堅い防御が崩せない。ここで竹内ジョンコーディが再度ダーティコーチを発動、蹴りなどとのコンボを絡めてShutoユリアンに攻撃してヒット、ビーンボールも絡めて最後はトス&スマッシュが見事に決まって勝利!ついに大将戦を竹内ジョンコーディが制した。
大将戦の竹内ジョンコーディの勝利により、ホームのコミュファDetonatioNがSaishunkan Sol 熊本を3-1で制して勝利した。
試合終了後のコミュファDetonatioNへのインタビューにて、竹内ジョンは「マジで流れも悪かったので我ながらよく勝てたなという感じです。負けはしょうがないという感じだったので、自分が受けているダメージを減らしていこうという考えで戦った」とギリギリの勝利について語った。
オーダーについて聞かれると板橋ザンギエフは「オーダーは、今回はこれがいいかなという感じで組みました」とシンプルな回答。また自身の敗北について「まぁ一瞬悪夢を見ましたけど、その後ナウマンがすごい頑張ってくれて、その頑張りを受け継いだジョンがものすごい逆転劇を見せてくれたので、もううちら今夜は熟睡ですよね」とした。最後に立川をダシにしたいじりをいれようとするも、そこは時間がないとのことでインタビューはここで打ち切りとなった。
トップは変わらずGood 8 Squad!、ポイントではv6プラス FAV Rohto Z!も追い上げ
以上、第4節 Day2の2試合が一通り終了した。1位は変わらずGood 8 Squadで、v6プラス FAV Rohto Z!は同スコアながらも獲得BATTLE数の差で2位となっている。また、下位の底上げが凄まじく、Saishunkan Sol 熊本、コミュファDetonationN、名古屋OJA BODY StARの3チームが同じ6ポイント、獲得Battle数の差で6位、7位、8位となった。
次回、第5節 Day1は明日の火曜、10月26日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームの忍ism Gaming VS アウェイの名古屋OJA BODY STAR、2試合目がホームのv6プラス FAV Rohto Z! VS アウェイコミュファDetonatioNの2試合で、4チーム中、3チームが本日出場チームの2連戦というハードな展開となっている点にも注目だ。
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