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日本HP、“2年分インク”採用のインクジェット複合機「HP Smart Tank」

HP Smart Tank

 株式会社日本HPは、2年分使えるというインクタンクを備えたインクジェット複合機「HP Smart Tank」シリーズを発表した。価格は、下位の「HP Smart Tank 6005/6006」が2万9,800円、中位の「HP Smart Tank 7005/7006」が3万2,800円、上位の「HP Smart Tank 7305/7306」が3万7,800円前後の見込み。

 本体と一緒に「2年分」と謳う大容量インクタンクを付属。A4モノクロ文書なら6,000枚、A4カラー文書なら8,000枚印刷可能としており、一般的な製品の約15倍の印刷が可能。インク交換にかかる手間とコストも軽減した。独自の補充キャップを採用し、ボトルを逆さまにしてもこぼれず、挿すだけでインクを補充できる。

 また、印刷コストもA4モノクロで約0.3円/枚、A4カラーで約0.9円/枚と低コストとなり、在宅ワークや子供の学習用にも最適としている。加えて、本体の25%以上、プリントヘッドの75%以上に再生プラスチックを採用した低環境負荷設計も謳われている。

 本体は凹凸のないシンプルなデザインとなっており、本体色はグレー(製品名末尾:5)とブルー(同6)の2種類を展開。前面給紙トレイを採用し、後部スペースを節約できるとしている。

インク補充は独自の補充キャップにより逆さまにしてもこぼれないという

 機能面では、Google DriveやOneDrive、Dropbox、Boxとの連携が可能なほか、ショートカット機能により、よく使う作業をテンプレート化できる。セキュリティ関連も強化し、起動時の異常検出で自動復帰する機能や、外部ネットワークから本体メモリへの書き換えを阻止する機能、自動ファームウェア更新機能、ユニークなパスワードが実装されている。

液晶は小型で、アイコン表示

 印刷解像度はモノクロが1,200×1,200dpi、カラーが4,800×1,200dpi、対応用紙はA4/レター。印刷速度は、6005/6がモノクロ12ppm/カラー7ppm、7005/6および7305/6がモノクロ15ppm/カラー9ppm。給紙トレイ枚数は6005/6が150枚、7005/6および7305/6が250枚。自動両面印刷機能も備える。

 いずれもフラットベッドタイプ/1,200dpiのスキャナも内蔵し、コピーやスキャンなどが可能なほか、無線LANも内蔵する。7305/6では35枚給紙可能なADF、および有線LANポートを備える。

 対応OSはWindows 7/10/11、およびmacOS 10.14以降。本体サイズおよび重量は、6005/6006および7005/7006が427.5×364×198.6mm(幅×奥行き×高さ)/6.38kg、7305/7306が427.5×364×240.3mm(同)/7.7kg。

HP Smart Tank 6005
HP Smart Tank 6006
HP Smart Tank 7005
HP Smart Tank 7006
HP Smart Tank 7305
HP Smart Tank 7306