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「Visual Studio Code」がインストール不要に。Webブラウザで動作

Visual Studio CodeのWebブラウザ版

 Microsoftは20日(現地時間)、Visual Studio Code(VS Code)のWebブラウザ版を公開した。Webブラウザから「https://vscode.dev/」にアクセスするだけで利用でき、インストールは不要。

 Google ChromeやMicrosoft Edgeでは「File System Access API」を介すことでローカルファイルの読み書きができるため、ローカルのファイルを編集することもできる。これによりChromebookといったマシンでもVS Codeが利用可能。なお、ローカルファイルシステムへのアクセスができないWebブラウザを利用する際にも、ファイルをアップロードすることで利用できる。

 拡張機能についても、テーマ、キーマップ、スニペットといったほとんどのUIカスタマイズ機能が動作。Settings Syncを利用し、Webブラウザ、デスクトップ、GitHubコードスペースのローミングも行なえる。その一方で、OS固有の機能を使う拡張機能は利用できない。ただ、ブラウザで動作するように更新された拡張機能の数は増えており、例えば「Luna Paint - Image Editor」を利用すれば画像を編集できる。

 また、GitHubの機能も統合しているため、リポジトリ、コードスペース、プルリクエストの拡張機能が利用できる。なお、「github.dev」はWeb用VSCode向けにカスタマイズされたインスタンスで、ログインが自動で行なわれ、.comを.devに変更すればリポジトリを編集できる。

 VS CodeのWebブラウザ版では、テーマの開発者が拡張機能のreadmeに特定のバッジを追加することで、URLを設定し、そのURLにアクセスすれば誰でもインストールせずに容易にそのテーマが試せる機能が搭載されている。