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大将戦の驚くべき事実発覚! ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021開幕! 第2節 Day1レポート

SFL: Pro-JP 2021 第2節 Day1会場全景

 先週2日に分ける形で第1節を終えた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。12日より2日に分けて第2節が行なわれる。

 第2節のDay1となる12日の1試合目は名古屋OJA BODY STAR vs Saishunkan Sol 熊本、第2試合はv6プラス FAV Rohto Z! vs 魚群。ここで気になるポイントは現在8位の魚群と1位のv6プラス FAV Rohto Z!の直接対決だ。魚群のスコア次第ではいきなりリーグは大混戦となるため、今後の展開がさらに波乱に満ちたものとなる。

 本日の実況はアール氏、解説はハメコ。氏だ。冒頭のフリートークで1節を振り返ったハメコ。氏は順位表を見ながら「開幕前はホームが有利という話をしていたが、蓋を開けてみると全ての大将戦でアウェイ側が勝っている」という衝撃の事実を語った。これについての見解としては「ホーム側から勝てそうだと思われるマッチングをしてくるにも関わらず、気合で勝つアウェイの大将、誰が来てもいけるといった対応力のある選手を置いているのかもしれない。今後も注目しておきたいところ」としている。

 ということで第2節 Day1の模様をレポートしていきたい。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

実況はアール氏、解説はハメコ。氏
今回もリポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏。実況アール氏から「慣れてきました?」という問いに対して、第1節は緊張で肩がこったと笑う安藤氏。それに対して「今日も肩こっちゃうかもしれない」と高木氏も笑顔で繋げた

初登場オニキベガの活躍や如何に!?アウェイ大将ネモユリアンの土壇場でのせめぎ合いが白熱!

 1試合目のホームは名古屋OJA BODY STARで、出場メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキ。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。アウェイの事前オーダーは、先鋒戦がShutoのユリアン、中堅戦はNISHIKINのブランカ、大将戦はネモのユリアンと発表された。リザーブはヤナイで、第1節と同じメンバーが出場する事となる。

 名古屋OJA BODY SATRの作戦タイムでは、ギル戦の練習を結構やってきたといった会話が交わされたが、事前に検討した作戦で挑むとのことで先鋒は第1節ではリザーブだったオニキが登場、ベガで挑む。今回のリザーブはどぐらで、MOV、あきらが出場する事が発表された。

 なお、今回から作戦タイムのルールが若干調整され、時間内であっても作戦タイムを終了したい場合は、切り上げが可能になった。ルール自体の変更ではなく、長時間の作戦タイムが不要なチーム向けの調整となっており、選手たちへのストレスを軽減する運営の迅速な判断と言えるだろう。

ホームの名古屋OJA BODY STAR。メンバーはあきら、MOV、どぐら、オニキ
アウェイのSaishunkan Sol 熊本。出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ
事前オーダー発表。先鋒戦がShutoのユリアン、中堅戦はNISHIKINのブランカ、大将戦はネモのユリアンだ。なお、リザーブはヤナイ
名古屋OJA BODY STARのインフォメーションでは、オニキが気合を入れて耳掃除をしてきたので、どんな音も聞き分けられる。音確認は完璧との情報が語られた。実況のアール氏からは「耳掃除のやりすぎは出血するので注意」との意見も飛び出した

 事前の回線チェックも完了し、Shutoのユリアンとオニキのベガによる先鋒戦が開始された。1戦目の1ラウンドは試合のペースをShutoユリアンが作っていく形で試合が展開。隙をついてオニキベガの反撃もあり、双方ともに一進一退の攻防で体力が徐々に減りつつも、決定打がないまま時間が過ぎていく。終盤オニキベガの勢いある猛攻が成功し、まずはオニキベガがラウンドを制する。

 2ラウンド目も序盤は変わらずShutoユリアンのペースで、オニキベガをガンガンと画面端に追い詰める。そのまま押し切り2ラウンド目はShutoユリアンの勝利。ファイナルラウンドも全体のペースはShutoユリアンがキープしたまま、最後はVシフトでオニキベガの攻撃をかわしてクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」を炸裂させて先ずは1勝。

 2戦目に入ると、今度は終始オニキベガのペースで試合が展開し、1ラウンド、2ラウンドともにShutoユリアンの攻撃を読み勝ち、ハイペースな攻撃を続けるオニキベガが1勝を奪い返した。アール氏は「オニキベガのギアが1つ上がったのでは」と分析する。

 最終3戦目、1ラウンドはオニキベガのペースでそのまま1勝。2ラウンドも前半オニキベガのペースでShutoの体力を削りまくる。中盤はShutoユリアンがVトリガー「エイジスリフレクター」を使ったコンボなどでダメージを奪っていくが、最終的にはオニキベガが堅実に勝ちを重ねて先鋒戦を勝ち取った。

先鋒戦のオニキベガとShutoユリアンの対決。前半はShutoユリアンのペースで試合が展開する
1戦目を取られてからは一転、オニキベガのペースのまま、堅実に1勝を上げた

 中堅戦の作戦タイムでは、先鋒戦を勝利したオニキに対してメンバーたちから労いの声がかかる。そして作戦は既に立ててきており変更はない、とのことで中堅戦はNISHIKINのブランカに対して、あきらのキャミィが挑む事が告げられ、作戦タイムは早々に終了となった。

 中堅戦の1戦目、1ラウンドはNISHIKINブランカが先ずは1勝。画面端に追い詰められてしまうと、キャミィのペースになってしまうため、早めの入れ替えでなるべく中央を維持する立ち回りがうまく決まった形だ。2ラウンドはゲージの貯まったキャミィの勢いであきらキャミィがパーフェクトでラウンドを取り返す。

 ファイナルラウンドはあきらキャミィがクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」でNISHIKINブランカの体力を削れば、負けじとNISHIKINブランカもクリティカルアーツ「ダイナミックローリング」で削り返す一進一退の展開。最後は飛び込んでくるNISHIKINブランカへの対空が決まってあきらキャミィが1勝となった。

 2戦目、1ラウンドはどちらも撃ち負けず果敢な攻め合いが展開するも、段々とあきらキャミィが優勢になっていく。全体的にとにかく飛び込んでくるNISHIKINブランカに対するあきらキャミィの対空が絶妙でことごとく撃ち落していくのだ。こうして対策万全のあきらキャミィがまずは1勝。

 アール氏はNISHIKINブランカの得意技と言える「バックステップローリング」がとにかく発動前にあきらキャミィに潰されていると実況。そのまま2ラウンドもあきらキャミィのブランカ対策がことごとく決まって2連勝で、中堅戦はあきらキャミィの勝利となった。

中堅戦のあきらキャミィとNISHIKINブランカでは全体的にあきらキャミィのブランカ対策が非常に精密かつ的確で、中堅戦もホーム、名古屋OJA BODY STARの2連勝となった
中堅戦前の回線チェック中にはSaishunkan Sol 熊本のインフォメーションとしてShutoの情報が紹介された。Shutoはとにかくよく寝た。10時間寝たとのことで、今日もチームのためにガヤを入れるとのこと

 そして迎えた大将戦、ネモのユリアンに対してはMOVの春麗が挑む。1戦目、1ラウンドはネモユリアンがVトリガー「エイジスリフレクター」を活かしたコンボでしっかりと決めて手堅く1勝。2ラウンドはMOV春麗が序盤からクリティカルアーツ「鳳翼扇」を決めてネモユリアンの体力を削ってペースを作る。その後の攻撃もきれいに決めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドも序盤はMOV春麗がペースを作っていくも、後半戦は画面端にうまい具合にMOV春麗を追い詰めたネモユリアンが怒涛の投げ技「スパルタンボム」を連投して勝利、1勝目を奪った。

 2戦目、1ラウンドは序盤からペースを作ったネモユリアンが「エイジスリフレクター」を活かした攻めでまずは1勝、2ラウンドは一進一退の攻防の末にVトリガー「気功掌」を華麗に決めたMOV春麗が1勝を取り返す。ファイナルラウンドはネモユリアンが怒涛の攻めで一気に勝負を決めて2連勝。ここで実況のアール氏から、全体のゲーム運びはネモユリアンのペースになっているように感じるとの言葉に対して、ハメコ。氏から「Vトリガーの活用度はネモユリアンの方が多い印象」と解説。

 3戦目の1ラウンドは攻めのペースを作ったMOV春麗がそのまま連撃で勝利。2ラウンドもMOV春麗のペースで試合が進んでいくが、MOV春麗のVトリガー「気功掌」からの「竜巻旋風脚」をネモユリアンが叩き落してからのかち上げ、そのままクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」をうまく決めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドもネモユリアンがそのまま一気にペースを掴んで「スパルタンボム」(投げ)の連打、コンボと一気にパーフェクトでこのゲームを勝ち取り、終わってみれば3連勝で大将戦をもぎ取った。

 アウェイのSaishunkan Sol 熊本が大将戦に勝利した事で、チームとしてのスコアは2-2のドローとなった。

大将戦のネモユリアンとMOV春麗の1戦。Vトリガー「エイジスリフレクター」の活用が光る
MOV春麗は実装されたばかりのチャリティコスチュームで登場。クリティカルアーツ「鳳翼扇」を華麗に決める
ネモユリアンの投げ技「スパルタンボム」の連続攻撃が個人的にはとても気持ちよかった

 ホームチームインタビューでは、本シーズン初登場のオニキが今の気持ちについて聞かれると「色々試行錯誤して工夫してきた対策がうまく出せた。対策してきてよかったなとかなり安心しました」と安堵のコメント。リーダーのあきらからは「オニキくんが勝ってくれてよかった。大将戦では惜しくも敗北してしまったが、読み負けてる部分もあったので、引き続き練習していきたい。来週はホームとアウェイの2試合があるので勝ち越せるように練習を重ねていきたい」と来週の第3節に向けて早くも前向きな発言が飛び出した。

ホームチームインタビューにて、リーダーのあきらからは読み負けに関する反省の言葉も飛び出し、次節への意欲が感じられた

sakoメナト vs マゴキャミィ、体力ゲージギリギリの白熱の大将戦!果たして勝者は!?

 続く2試合目はホームのv6プラス FAV Rohto Z!とアウェイの魚群のカード。v6プラス FAV Rohto Z!の出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん、魚群の出場メンバーは、マゴ、まちゃぼー、もけ、水派となっている。そして事前申請のアウェイ側オーダーは、先鋒はもけのラシード、中堅がまちゃぼーのキャミィ、大将はマゴのキャミィと発表された。先鋒のもけは第1節でも目立っていたが、これが本シーズン初試合となる。

 ここからv6プラス FAV Rohto Z!の作戦タイムだが、「いつものだね」、「予定通り」と非常にそっけないやり取りの中、ボンちゃんからは魚群の事前オーダーに対して「そう組むしかなかったんだろうねぇ」と強気発言も飛び出した。そして予定よりかなり早い段階で作戦タイムは終了となり、v6プラス FAV Rohto Z!の先鋒はボンちゃんのかりんが挑み、リザーバーがりゅうせい、中堅と大将はときどとsakoが務める事となった。なお、sakoも今回が本シーズン初試合だ。

v6プラス FAV Rohto Z!のメンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん
魚群チームのメンバーは、マゴ、まちゃぼー、もけ、水派
アウェイ側オーダーは、先鋒がもけのラシード、中堅まちゃぼーのキャミィ、大将はマゴのキャミィとなった。もけが先鋒初参戦だ
v6プラス FAV Rohto Z!のインフォメーションでは、ボンちゃんが先週の試合終了直後に6時間配信したエピソードが語られた。なお、ボンちゃんは今回も勝利したら6時間配信を行なう予定とのこと。タフだねぇ

 こうして迎えた先鋒戦、1戦目1ラウンドはもけラシードがアグレッシブな攻撃で試合を作り、そのまま押し切りまずは1勝。2ラウンドは一進一退の攻防でお互いの体力が減っていく中、最後はお互い相打ちながらも僅かに体力が残っていたボンちゃんかりんが勝利して盛り返す。ファイナルラウンドはボンちゃんかりんのコンボなどでもけラシードの体力が削られるが、中盤から盛り返して体力的には互角となってきたところで、最後はもけラシードのクリティカルアーツ「アルタイル」が華麗に決まってまずは1勝。

 2戦目1ラウンドは、圧倒的なボンちゃんかりんペースのまま、圧倒的火力が爆発してまずは1勝。2ラウンドはボンちゃんかりんの堅い守りをもけラシードがなかなか崩せず、徐々に体力が削られていく。ところが、ボンちゃんかりんの隙をうまくついたもけラシードの攻勢により、一気に形勢逆転で1勝を取り返す。ファイナルラウンドは終始ボンちゃんかりんのペースで試合が進み、そのまま勝って1-1のタイに持ち込んだ。

 最終3戦目、1ラウンドからボンちゃんかりんのペースが上がり、積極的に間合いを詰めて攻撃を繰り返し、一方でもけラシードからの攻撃はとことん防ぐ強固さで反撃を許さず、先ずは1勝。2ラウンド目も終始ボンちゃんかりんのペースで試合が進み、そのまま2連勝でボンちゃんかりんが先鋒戦を勝ち取った。

ボンちゃんと言えばラシード戦がうまく、解説のハメコ。氏によると「不条理と悪(ワル)は許さない」とのことで、定評通りもけラシードの積極的な攻めを受けきり見事に勝利した

 中堅戦の作戦タイムも引き続きメンバーたちは作戦通りとの会話とちょっとした雑談のみで終了となり、中堅戦のまちゃぼーキャミィにはときどのユリアンがマッチングされる事が発表となった。

 中堅戦1戦目1ラウンドはときどユリアンの体力有利ながらも静かに試合が進んでいたが、読み勝って一気に攻勢に出たまちゃぼーキャミィの猛攻で先ずはまちゃぼーキャミィが勝利、2ラウンドも序盤から終始ときどユリアンがペースを作り、今度はそのまま押し切り、ときどユリアンの勝利。ファイナルラウンドは静かな立ち上がりから双方削り合いの一進一退の攻防、後半はときどユリアンの3連続「スパルタンボム」が炸裂するなど、ときどユリアン優勢のまま先ずは1勝。

 2戦目1ラウンドは、とにかくガードの固いときどユリアンの隙をついてまちゃぼーキャミィが少しずつ体力を削っていく。一方でときどユリアンも反撃でお互いの体力が削れていく状況の中、ときどユリアンの動きを読み切って反撃したまちゃぼーキャミィがまずは勝ちを奪う。2ラウンドは、ときどユリアンの固いガードからの的確な反撃で、そのまま一気に攻めきってときどユリアンが1勝。ファイナルラウンドも全般にわたってときどユリアンのペース。双方攻めあぐねたまま時間がすぎていき、10秒を切るところでときどユリアンが急襲、これが見事に決まってときどユリアンの2連勝、中堅戦を勝ち取った。

テクニカルな攻防を見せてきたまちゃぼーキャミィだったが、堅実な守りと隙をついた絶妙なタイミングの急襲で、ときどユリアンが2連勝で見事勝利
魚群のインフォメーションでは、リーダーのマゴが第1節の全敗が悔しかったので起きてる時間は全部練習に勤しんだ。あとはアニメも楽しんだとのこと。具体的なアニメタイトルについての言及はなかった

 大将戦はアウェイのマゴキャミィに対して、sakoのメナトが挑む。1戦目1ラウンドは終始マゴキャミィのペース。強気の攻め展開でそのままマゴキャミィがまず勝利。解説のハメコ。氏によるとメナトのVトリガー「ジェフティの知恵」は周囲に6つの弾を配置し、好きなタイミングで撃ちだせる強力な技で、使いこなしているプレーヤーが少ない事もあり対策が難しい技なのだが、これに対して1ラウンドは飛び道具を回避できるEXゲージを使用したスパイラルアローを使ってうまく回避したと説明した。

 続く2ラウンドも画面端にsakoメナトを追い詰めて攻撃するキャミィの理想パターンから最後はクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」を決めてマゴキャミィが先ずは1勝。

 2戦目も終始マゴキャミィのペースで試合が展開。1、2ラウンドともに連勝でそのままマゴキャミィが勝利となり、2連勝でリーチとなった。

 3戦目、1ラウンドはsakoメナトの戦い方が少しスローペースとなり、マゴキャミィがなかなか端に追い詰められないようになっていく。流れが変わって攻めあぐねるマゴキャミィを落としてsakoメナトが1勝。2ラウンドも双方削り合いの攻防が続く中、決定打がないまま終盤戦、互いにゲージが貯まり、クリティカルアーツチャンスの中で、マゴキャミィの飛び込みに対して対空でクリティカルアーツ「ウン・ネフェル」を発動したsakoメナトがそのまま2ラウンドを勝利し、1勝を取り返す。

 4戦目1ラウンドはギリギリの攻防からsakoメナトが勝利。2ラウンド目はマゴキャミィが開始直後からクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」で早々にゲージを消費すると同時にsakoメナトの体力を削っていく戦略で攻めていく。この戦略が功を奏したか、ラウンド後半は終始マゴキャミィのペースでそのまま勝利。

 ファイナルラウンドも序盤はマゴキャミィが試合のペースを作るも、体力ゲージはsakoメナト優勢、クリティカルアーツ「ウン・ネフェル」でガッツリ体力を削って最後はVトリガー「ジェフティの知恵」でsakoメナトが勝利し、ついに2-2のタイまでもつれ込んだ。

 最終戦、この5戦目が激熱の展開だった。1ラウンド序盤は流れに乗ったsakoメナトが圧倒的有利を保つ。とにかくガードが固く、これまでヒットしていたマゴキャミィの攻撃がことごとく防がれる。そして体力ゲージがほぼなくなりかけの状態から、マゴは、少しずつ紡いでいく連携技でジリジリと圧倒的優勢だったはずのsakoメナトの体力を削っていく。

 ところがここでsakoメナトのVトリガー「ジェフティの知恵」が発動。絶体絶命なこの状況をなんとかしのぎ切るマゴキャミィ。ピンチの後にチャンスがやってくると言わんばかりに、ここで起死回生のクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」を見事なタイミングで発動して驚異の逆転勝利。

 ところが2ラウンドには今度はsakoメナトがクリティカルアーツ「ウン・ネフェル」で削ってラウンドを取り返す。ファイナルラウンドも双方削り合い、今度はsakoメナトの体力がギリギリのところで踏ん張りを見せる。マゴキャミィの方が体力的には有利だが、クリティカルアーツや連携技次第ではあっさりひっくり返る可能性があるという手に汗を握る展開の中、マゴキャミィがついにトドメの一撃を決めて見事勝利。マゴキャミィの大将戦勝利が、絶体絶命だった魚群を救う形となった。

前半は画面端にsakoメナトが追いつめられる場面が多く、マゴキャミィのペースで試合が展開していく
4戦目の2ラウンド、開始早々クリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」が炸裂! 解説のハメコ。氏によると早い段階でのクリティカルアーツは貯まったゲージを早めに消費する事で、後半の戦闘に向けてゲージを回す戦略とのこと
4戦目ファイナルラウンド、sakoメナトのVトリガー「ジェフティの知恵」が発動! メナトの周囲に浮かぶ6つの弾がマゴキャミィの体力を奪っていく
最終戦第1ラウンド、前半のうちにガンガンと体力ゲージを削られてしまい、体力がほぼない状態からじわりじわりとsakoメナトを追い詰めていくマゴキャミィ、最後に形勢逆転のクリティカルアーツが発動! 思わず声が漏れる激熱の展開だ

 ということで、アウェイの魚群が大将戦に勝利したため、チームとしてのスコアは2-2のドローとなった。

 v6プラス FAV Rohto Z!のホームチームインタビューでは、リーダーのsako自身が「sako以外完璧だった」と自ら発言。それに対して、先鋒戦を勝利したボンちゃんは「まぁこんなもんじゃないですか?」と軽いノリでフォロー。さらにsakoが本シーズン初戦だったこともあり、固さが残ってたのではないかとさらにフォローを入れていた。

ホームチームインタビュー時の悔しそうな表情のsakoだが、他のメンバーたちは比較的余裕そうな表情を見せていた
ハチマキをして参戦のときど

アウェイの大将が勝つという謎のジンクスが途切れるのはいつか?

 以上、第2節 Day1の2試合が一通り終了した。個人的に興味深かったのは、第1節と第2節のメンバーの入れ替えだ。毎回対戦相手ごとに選手同士やキャラクターの相性などを考えてオーダーを考えるのだと思うが、蓋を開けてみれば、Saishunkan Sol 熊本のみ参加メンバーが第1節と同じ3人で、ヤナイは2戦ともリザーバーだった。今回リザーバーに関する縛りは特に存在しないため、リザーバーを入れ替えるタイミングが今後の試合にどう影響を与えるのか、そもそも影響があるのかどうかも含めて今後の展開に注目しておきたいところだ。

 また、冒頭でも触れたアウェイの大将が強すぎてなぜかここまで全勝という不可思議なジンクスのような現象が継続する形となってしまった。こちらもどこまで継続するのか、注目するとともにホームチームの大将たちは早い段階でこの奇妙なジンクスを打ち破りたいところだろう。

 次回、第2節 Day2は2日後の10月14日20時からの開始で、次回カードは1試合目がホームのMildom Beast VS アウェイのコミュファDetonatioN、2試合目はホームのGood 8 Squad VS アウェイの忍ism Gamingの2戦が行なわれる。

本日の試合結果は2試合とも2-2のドロー、しかもどちらも先鋒、中堅はホーム、大将戦のみアウェイの勝利という結果となった
第2節 Day1の結果を反映した現段階でのスコア。魚群が大将戦を制した事でスコア差は広がらず
次回、第2節 Day2は10月14日20時から