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噂の「ASUS GeForce RTX 3070 Noctua Edition」正式発表。負荷時騒音12.6dB

 NoctuaおよびASUSは4日(現地時間)、世界初となるNoctua製ファンを搭載したビデオカード「GeForce RTX 3070 Noctua Edition」を発表した。

 ファンに2基の液晶ポリマーファン「NF-A12x25 PWM」、および特別なヒートシンク、カスタムPCBを採用した特別なモデル。GPU温度を低減しながらノイズレベルを最大12.6dBに抑えたという。

 NF-A12x25 PWMはSterrox液晶ポリマーブレードを採用するほか、金属で強化されたモーターハブ、安定化されたベアリングを採用。一方ヒートシンクはヒートパイプによる熱拡散やフィンの密度などをシミュレーションし、NF-A12x25 PWMの性能を最大限に活かせるよう設計されている。

NF-A12x25 PWMを2基装備し、特別なヒートシンクも搭載

 Noctuaが公開した結果によれば、周辺温度が24℃でGPUが100%フルロードになった場合、騒音レベルは通常版が18.3dB/1,300rpmとかなり静かなレベルであるにもかかわらず、Noctua Editionはわずか12.6dB/900rpmと、5.7dBも削減できているという。その一方で温度は4℃も低い。

 最大速度にした場合、通常版が42.4dBに達するのに対し、Noctua Editionは33.3dBとさらに差が広がる。

Noctuaが公開したテスト結果

 このほか機能面では、GPU温度が50℃以下になった場合にファンを自動停止する0dB Technologyや、製造を自動化したAuto-Extreme、2つのBIOSを備えるDual BIOS、背面バックプレートおよびステンレス製I/Oブラケットの搭載なども特徴。

 GPUはGeForce RTX 3070で、CUDAコア数は5,888基、メモリはGDDR6で、容量は8GB、速度は14Gbps、バス幅は256bit。Boostクロックが1,725MHz(Gaming Mode)/1,755MHz(OC Mode)の通常版に加え、1,815MHz/1,845MHzに強化された「Noctua OC Edition」も用意する。