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Google、スマホ連携できるインターフォンと見守りカメラを国内販売

「Google Nest Doorbell」、「Google Nest Cam」

 米Googleは、スマホ連携できる後付け型のインターフォン「Google Nest Doorbell」と、個人向けセキュリティ/見守りカメラ「Google Nest Cam」2モデルを8月26日より順次発売する。米国などではGoogle Nest Camシリーズは2015年より、Google Nest Doorbellシリーズは2018年より販売されていたが、このたびそれぞれの新製品が発売され、日本でも取り扱われることとなった。価格はGoogle Nest DoorbellとGoogle Nest Cam(バッテリー式)が2万3,900円、Google Nest Cam(電源アダプター式)が1万2,300円。

 いずれも、スマホ連携可能な据え置き型カメラ製品で、Nest Camは玄関口や宅内などに、Nest Doorbellは玄関口に設置して利用する。Nest Camについては、人、動物、車両を、Nest Doobellはそれらに加え荷物も検知可能となっている。例えば、ガレージに設置したNest Camで家族の車が帰ってきたことや、Nest Doorbellで宅配業者が荷物を置き配したことなどを検知し、記録するとともに、ユーザーのスマホや同社のスマートディスプレイに通知できる。

 また「アクティビティエリア」を指定することで、カメラに写る特定の範囲で何かが起きたときだけ記録・通知したり、認識済み人物の検出も可能。これにより、風で揺れた木などは無視しつつ、家族の帰宅や友人の来訪などを的確に知ることができる。さらに、Doorbellについては、ドアフォン機能も搭載する。なお、プライバシー配慮の観点から、映像の分析はクラウドを利用せず、端末内で完結する仕様となっている。

Google Nest Doorbellの利用イメージ
Google Nest Cam(バッテリー式)の利用イメージ
Google Nest Cam(電源アダプター式)の利用イメージ

 センサーはHDR、ナイトビジョン(赤外線)にも対応し、日差しの強い日中でも暗い夜間でも映像を記録できる。映像の仕様はフルHD/30fps。

 記録した映像は、最大3時間までクラウドに保存可能だが、別途サブスクリプションサービス「Google Nest Aware」に加入することで過去30日間、「Google Nest Aware Plus」に加入すると過去60日間分の記録と、過去10日間の連続動画履歴(Doorbellは非対応)を保存可能となる。また、前述の認識済み人物の検出機能の利用にもこのサブスクリプションサービスへの加入が必要となる。価格は前者が月額630円/年額6,300円、後者が月額1,260円/年額1万2,600円。

 映像のクラウドへのアップロードにはWi-Fiを用いるが、停電やWi-Fiトラブルが発生した場合は、ローカルストレージに約1週間分のアクティビティに相当する最大1時間の動画履歴を保存でき、接続が復旧すると自動的にアップロードする。