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Intel、2021年第2四半期はPCとIoT部門が好調で「記録的な収益」を達成。通年売上高を上方修正

 米Intelは22日(現地時間)、2021年第2四半期の決算発表を行なった。

 米国会計基準(GAAP)に基づく決算概要は、売上高が196億3,100万ドルで横ばい、営業利益が前年同期比0.6%減の55億4,600万ドル、純利益が同1%減の50億6,100万ドル、売上総利益率は同3.8%増の57.1%となった。1株当たりの利益は同4%増の1.24ドル。

 部門別の売上高では、PCプラットフォームが前年比で33%増加し、クライアントコンピューティンググループ(CCG)全体で6%増の成長を見せた。IoT部門は前年同期比47%増、自動運転関連のMobileeyeが同124%増と大きく躍進。「記録的な収益を達成した」としている。データセンター部門(DCG)は同9%減と低調だが、回復傾向にあるという。

 2月からCEOをつとめるパット・ゲルシンガー氏は決算資料の中で「今後10年にわたる継続的な成長の始まり」と述べており、通年売上高の見通しを前期の770億ドルから776億ドルに引き上げている。第3四半期は191億ドルを売り上げる見通し。