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Web記事の校正を自動化する「Shodo」提供開始。月額1,000円

 株式会社ゼンプロダクツは13日、オンライン記事の校正自動化サービス「Shodo」(ショドー)の提供を開始した。

 文章の執筆やレビュー(この場合は内容の精査および確認の意味。査読)をサービス上で行ない、さらにAIによる校正を自動適用することで、記事に関連する管理作業を削減し、文章そのものの執筆と、文章の意味合いやファクトのチェックなど重要度が高いレビューにより長い時間を確保できるとしている。

 AI校正にはGoogleの自然言語処理モデル「BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)」を利用しており、「当たり前の指摘」を自動化する。一例としては漢字の変換ミスやタイプミス、不自然な日本語の改善を行なうという。具体的には「ら抜き言葉」の指摘や「ですます・である」(敬体・常態)の統一、連続する助詞の使用などを自動修正する。なおAI校正のルールはユーザー側で設定でき、執筆者とレビュワーの間で自動的に共有される。

 レビュー機能としては、記事の文章に対して直接コメントを追加する機能や、指摘部分への未対応時にアラートを出す機能などを用意する。

 進行管理関係の機能では、記事ごとの執筆期限やチェックリストが利用可能。外部投稿先としてWordPressとはてなブログが指定できる。

 このほか単語の出現率や文字数、漢字比率、文の平均長などを分析する機能を備えており、SEO対策や読みやすさの推敲などに利用できるとしている。

 利用プランは、無料でレビュー機能が使える「ベーシック」、月額1,000円でAI校正や表記ゆれチェックなどが使える「プレミアム」、月額2,000円でメンバーごとのロール管理やSlackへの通知機能が利用できる「ビジネス」の3種類を用意する。

記事ステータスは「アイディア」「執筆」「レビュー中」「レビューOK」「完了」の5段階からなる
記事プレビュー内に直接レビューを書き込める