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SanDisk、ワークフロー全体をサポートするプロ向け「SanDisk Professional」

SanDisk Professional

 ウエスタンデジタルは、プロシューマやプロクリエイターなど向けの新ブランド「SanDisk Professional」シリーズ製品を7月下旬より順次製品を発売する。価格はすべてオープンプライス。

 SanDisk Professionalは、同社が5月に発表したプレミアムグレードにあたる新製品群。今回は、CFexpressカードの「PRO-CINEMA CFexpress VPG 400」、様々なメモリカードに対応するカードリーダ「PRO-READER」シリーズ4モデル、PRO-READERの装着も可能なThunderbolt 3ドック「PRO-DOCK 4」、および信頼性の高さが特徴の「G-DRIVE」および「G-RAID」ストレージシリーズを展開する。

PRO-CINEMA CFexpress VPG 400
PRO-READERシリーズ

 PRO-CINEMA CFexpress VPG 400は、最低400MB/sの連続書き込み速度を保証するVideo Performance Guarantee(VPG)に準拠したCFexpressカード。最大容量は256GBで、動画撮影向けのメモリカードとなる。

 PRO-READERシリーズは、アルミ製筐体を採用したカードリーダ。対応カードの種類に応じて、CFexpress、CFast、マルチ(SD/microSD/CF)、RED MINI-MAGの4種類を用意する。縦積みできるデザインとするほか、後述のPRO-DOCK 4への内蔵も可能。店頭予想価格はRED MINI-MAGが3万円前後、それ以外は1万5千円前後の見込み。

PRO-DOCK 4
全面上部パネルが開き、PRO-READERを内蔵できる

 PRO-DOCK 4は、Thunderbolt 3接続のドック。PRO-READERシリーズを4基まで内蔵できる構造となっており、複数のカードを同時に読み出すといった使い方も可能。USBやDisplayPort、Gigabit Ethernetポートなども備える。店頭予想価格は8万円前後の見込み。

 G-DRIVEおよびG-RAIDシリーズは、HDDまたはSSD搭載のストレージ製品。落下耐久性や防水性能を備えた「G-DRIVE ArmorATD」や、スマートフォンアプリと連携してデータを保護できる「G-DRIVE ArmorLock SSD」、Ultrastar HDDを採用し最大144TB構成が可能な大型ストレージ「G-RAID SHUTTLE 8」などを用意する。価格についてはG-Technologyのものをそのまま引き継ぐかたちとなる見込み。

G-DRIVEシリーズ
アプリと連携して保護できるG-DRIVE ArmorLock SSD
G-RAID SHUTTLE 8

G-Technologyの信頼性とSanDiskの認知力を兼ね備えた新ブランド

 製品発表会では、ウエスタンデジタルジャパン セールスバイスプレジデントのラリー スウィージー氏や、同プロダクトマーケティングの濱田健造氏が登壇。新ブランドや新製品について説明を行なった。

ウエスタンデジタルジャパン セールスバイスプレジデント ラリー スウィージー氏
ウエスタンデジタルジャパン プロダクトマーケティング 濱田健造氏
新ブランドとなるSanDisk Professional

 SanDisk Professionalは、同社の持つプロ向けハイエンドのG-Technologyと、コンシューマ向けのSanDiskをもとに新たに立ち上げたブランド。WDやSanDiskと、エンタープライズ向けとなるWenstern Digitalブランドの間に位置付けられ、高い性能と信頼性、堅牢性などを備えた製品群となる。

 メモリカードからカードリーダ、ドック、ストレージまで用意し、コンテンツ作成における一連のワークフローをカバー。G-Technologyの持つプログレードの高い品質と、SanDiskの強力な認知力を生かし、プロシューマからメディア/エンタテインメント業界まで幅広いユーザーに向けて展開していくという。

WDやSanDiskと、Western Digitalブランドの間の位置付け
これまでのプロクリエイターなどだけでなく、ヘルスケアやAIといった分野での活用も見込む
プロシューマからエンタテインメント業界まで幅広いユーザーがターゲット
様々な製品を用意
保存から転送、アーカイブまで一連のワークフローをサポート