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Marvell、LANで1.6Tbpsを実現するEthernet PHY

 米Marvellは7日(現地時間)、最大1.6Tbpsの転送速度を実現した800GbE対応Ethernet PHY(物理層)トランシーバ「Alaska C 88X93160」を発表した。すでに一部の顧客に向けてサンプル出荷を開始している。

 100GシリアルI/Oベースのデータセンターなどに向けた製品で、IEEE 802.3ckおよび800GbEの仕様に準拠した業界初のPHYとしている。2ポートの800GbEを実現し、4ポート(400GbE)、8ポート(200GbE)、16ポート(100GbE)といったように分割して利用可能。

 前世代のPHYトランシーバと比べて2倍の帯域幅速度を実現しており、既存の50GbEベースI/Oと比較して電力消費を40%抑えた。高い電力効率が重要なクラウドのワークロードやAI、マシンラーニングなどのアプリケーションでの活用を見込む。

 Marvellでは2020年、5nmプロセスノードを適用したポートフォリオをデータインフラ市場に向けて提供することを念頭にTSMCとの提携を強化しており、2021年末までに最初の製品をサンプル出荷することを計画していた。

【お詫びと訂正】初出時に、転送速度を1.6TB/sとしていましたが、正しくは1.6Tbpsとなります。お詫びして訂正させていただきます。