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他人のPCで仮想通貨マイニングする攻撃を防ぐIntelとMicrosoftの技術

 サイトに特殊なスクリプトを埋め込んだり、マルウェアを介して、他人のPCのリソースを使って仮想通貨マイニングを行なう「クリプトジャッキング」対策に、IntelとMicrosoftが協力に名乗りを上げた。

 26日(米国時間)より、Microsoftの企業向けセキュリティソフト「Microsoft Defender for Endpoint」に、Intel TDT(Threat Detection Technology)技術を駆使したクリプトジャッキング検出機能を追加。マシンラーニングにより仮想通貨マイニングをしていることを検出し、修復を行なう。この機能は第6世代Core以降のvPro技術を搭載したIntelのCPUで有効。

 クリプトジャッキングは感染したPCのリソースを占有してしまうだけでなく、一部のスクリプトにはネットワーク上のほかのデバイスやサーバーに感染させるワームのような動作を行なうものもあるが、Intel TDTとMicrosoft Defender for Endpointの活用によりこれらを防げるとしている。