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Apple、M1搭載で超薄型になった「iMac」
2021年4月21日 03:28
米Appleは20日(現地時間)、Apple M1チップを搭載し、デザインも一新したディスプレイ一体型の「24インチiMac」を発表した。4月30日より予約を受け付け、5月後半より出荷開始する。価格は15万4,800円より。
独自開発SoCであるM1を採用することで、性能を向上させつつ、従来モデルよりディスプレイ部が薄型となり、同時発表された「iPad Pro」のような直線的デザインに刷新された。
ディスプレイは24インチだが、狭額縁とすることで、従来の21.5インチと同等の横幅に抑えた。また、高性能ながら発熱を抑えたM1の採用と、マザーボードの小型化などにより、ディスプレイ部の厚みは11.5mmと、超薄型を実現。この薄さの中に6つのスピーカーを内蔵し、Dolby Atmosにも対応する。
徹底的なシンプルさも特徴で、背面にある端子は専用の電源端子とUSB Type-C(下位モデルはThunderbolt 3/USB4×2、上位モデルはThunderbolt 3/USB4×2+USB 3.0×2)のみとなっている。LANについては、電源ケーブル内に信号を通しており、ACアダプタにRJ-45端子を備える。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応する。
【お詫びと訂正】初出時に「上位モデルはThunderbolt 4/USB4×2+USB 3.0×2」としておりましたが、正しいThunderboltのバージョンは3です。お詫びして訂正させていただきます。
また、ポップなカラーリングとなっており、下位モデルはブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色、上位モデルはイエロー、オレンジ、パープルを加えた7色展開となる。
Magic Keyboard、Magic Mouse、Magic Trackpadも本体とあわせたカラーリングを用意。Magic Keyboardについては、Touch IDおよびテンキーつきモデルも用意する。
パネルは4.5K Retinaで、解像度は4,480×2,520ドット、表示色数は10億色、輝度は500cd/平方m。P3高色域に対応する。
据え置き型ながら、カメラとマイクの品質もMac史上最高レベルとしており、1080p FaceTimeカメラはM1画像信号プロセッサと連動し、露出調整やノイズ低減などさまざまな高画質化を行なう。マイクについてもノイズキャンセル対応で、スタジオ品質を謳う。
下位モデルは8コアCPUと7コアGPUのM1を、上位モデルは8コアCPUと8コアGPUのM1を搭載。メモリは8/16GB、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBを選択できる。
本体サイズは547×147×461mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.46~4.48kg。