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GIGABYTE、マイニング用NVIDIA「CMP 30HX」カード情報を掲載

 GIGABYTEは、NVIDIAのマイニング専用GPU「CMP 30HX」を搭載した「GV-N30HXD6-6G」の製品情報ページを公開した。メーカーが個別に製品情報を公開するのは今回が初とみられる。

 CMP HXシリーズは、NVIDIAが2月に発表した仮想通貨マイニング向けGPU。映像端子を非搭載とし、ゲーマー向けのRTX 30シリーズとの差別化を図っている。CMP 30HXは2021年第1四半期中に投入すると発表された下位モデル2機種のうちの1つで、Ethereumのハッシュレートは26MH/sを謳う。メモリは6GBで消費電力は125W。発表時点ではGIGABYTEのほかASUS、Colorful、EVGA、MSI、Palit、PC Partnerからの発売が予告されていた。

 ちなみに本製品は、映像端子を持たずゲーミング用途には使えないはずだが、なぜかゲーミング向けブランド「AORUS」のサイトでも掲載。相互に逆回転するツインファンや、ヒートパイプによる冷却性の高さが謳われている。

 おもな仕様は、コアクロックが1,785MHz、メモリクロックが14GHz、メモリがGDDR6、容量が6GB、メモリバス幅が336GB/sなどとなっている。保証期間は3カ月と短い。

 ちなみに直近では、ASUSがCMP 30HX搭載ビデオカードを5月に発売することが複数の海外メディアで報じられている。いわく、このビデオカードはアドレサブルRGB LEDを搭載しており、マイニング時に光り輝くとのこと。GIGABYTE版CMP 30HX搭載機の価格は明らかになっていないが、ASUS版は約800ドル前後の価格が伝えられている。