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Microsoft、Windows Terminalプレビュー版。設定UIの標準化や読み取り専用モードを追加

Windows Terminal Preview 1.7

 Microsoftは、オープンソースターミナルアプリのプレビュー版「Windows Terminal Preview 1.7」を公開した。あわせて、安定版についても「Windows Terminal 1.6」の提供を開始している。

 今回公開したプレビュー版では、設定画面が設定ボタンから呼び出せるようになった。キーボードショートカットでは、「Ctrl + ,」で設定画面、「Ctrl + Shift + ,」で従来のsetting.json、「Ctrl + Alt + ,」でdefaults.jsonを開ける。さらに設定画面内では、キーボードショートカットの編集が行なえる「Action(操作)」の項目追加や、Color schemes(配色)項目の調整なども実施している。

 また、特定のペインで意図しない入力などを防ぐ「Read-Only Mode(読み取り専用モード)」が追加された。有効化したペインでは名前の横に鍵のマークが表示され、コマンド入力などをしようとすると、ポップアップが現れて操作がブロックされる。デフォルトではキーボードショートカットは設定されていないが、コマンドパレットから呼び出せる。

 そのほか、キーボードショートカットなどで新たなウィンドウが開ける新規アクション「newWindow」や、マウスカーソルを乗せるだけで自動的にフォーカスが切り替わる「focusFollowMouse」、起動時に画面の中心にウィンドウを表示する「centerOnLaunch」といったオプションなどが追加となった。複数人でWindows Terminalの設定を共有するさいなどに便利な「JSON fragment extensions」のサポートも新たに行なわれている。

Read-Only Mode(読み取り専用モード)
focusFollowMouseオプション