ニュース

Acrobat/Photoshop/Illustratorに任意コード実行など複数の深刻な脆弱性

 米Adobeは9日(現地時間)、Acrobat製品およびPhotoshop、Illustrator向けのセキュリティアップデートを公開した。ともに深刻度Criticalを含む複数の脆弱性を修正している。

 AcrobatおよびAcrobat Readerでは、任意コード実行や特権昇格、サービス運用妨害(DoS)、情報漏洩の恐れがある複数の脆弱性(APSB21-09)を修正。深刻度はImportantからCritical。Windows/macOS用のAcrobat/Acrobat Reader DC(バージョン2020.013.20074以前)、2020(同2020.001.30018以前)、2017(同2017.011.30188以前)が影響を受ける。

 Photoshopでは、任意コード実行の恐れがある複数の脆弱性(APSB21-10)を修正。深刻度はすべてCritical。Windows/macOS用のPhotoshop 2021(バージョン22.1.1以前)および2020(同21.2.4以前)が対象となる。

 Illustratorについても、任意コード実行の恐れがある脆弱性(ASPB21-12)を修正しており、深刻度はCritical。Windows/macOS用のIllustrator 2021(バージョン25.1以前)が影響を受ける。