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ソニー、PS5の生産は計画通りも増強は困難

PlayStation 5

 ソニーは3日、2020年度第3四半期の連結業績を発表した。このなかで、同社副社長兼CFOの十時裕樹氏は、PlayStation 5(PS5)の生産増強は難しいとの見解を示した。

 ゲーム&ネットワークサービス部門の同期売上高は前年同期比2,511億円増の8,832億円、営業利益は同267億円増の802億円と好調な結果となった。コロナ禍にともなう引きこもり需要で、PS5の立ち上げが牽引したかたちで、12月末までに累計450万台を出荷した。

 PS5の供給については、2020年度内にPS4立ち上げ時の760万台を上回ることを目標としており、これについては順調なペースで進捗している。また、PS5への需要は引き続き強く、2021年度はPS4の1,480万台を上回りたいが、世界的な半導体不足の影響は少なからずあり、十時氏は、当初予定を超える供給は難しいと語った。

 PS5のSoCを開発するAMDでも、リサ・スーCEOが先日、2021年上期は製造パートナーのキャパシティが足りないとの見込みを示していた。