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中国・飛騰、8コアのデスクトップ向けArmプロセッサ
2021年1月7日 13:03
中国・天津飛騰信息技術有限公司(PHYTIUM)は2020年12月29日にプライベートイベントを開催し、このなかで2020年第1四半期に投入予定のデスクトップ向け高性能Arm CPU「D2000」を発表した。
従来の「FT-2000/4」と同じ独自開発のArmコア「FTC663」を採用しているが、コア数が4基から8基に倍増し、これに伴い性能もほぼ2倍となった。64bitのARMv8命令アーキテクチャと互換性があり、ベースクロックは2.3~2.6GHz、TDPは25W。SPECintのスコアは97.45としている。
独自のCPUセキュリティ標準「PSPA 1.0」に準拠し、高いセキュリティ性を確保。パッケージはFT-2000/4と互換性があり、既存のシステムに載せ替えるだけで利用できるとしている。
公開されているブロック図から推測すると、このCPUは2コアで共通L2キャッシュを持つ4ブロック構成となっている。また、オンチップのメモリ、DDR4/LPDDR4メモリインターフェイス、PCI Express 3.0×16×2+同x1×2、Gigabit Ethernet×2といったインターフェイスも持っている。