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ジャストシステム、QRコード生成や引用/出典元の自動整形に対応した「一太郎2021」

一太郎Padと双方向連携が可能になった一太郎2021

 株式会社ジャストシステムは、日本語ワープロの最新バージョン「一太郎2021」を2021年2月5日に発売する。税別価格は標準版が2万円、上位の「プラチナ」が3万8,000円。

 一太郎2021では、スマートフォン向けに提供している「一太郎Pad」との連携を強化。一太郎Padは2月5日に、一太郎2021とWi-Fi経由で双方向の連携を可能にする2.0.0を提供開始するが、これにより一太郎2021で作成したデータをスマートフォンで編集可能になった。

 また、一太郎Padで大見出しの頭に「#_」、中見出しの頭に「##_」と付加することにより、一太郎で読み込んださいに自動でスタイルセットを適用し、すぐに構造化された文書の見た目を整えられるようになった。

 スマートフォンとの連携を強化する目的で、URLや文章をQRコードとして挿入する機能も新たに追加。読み手がスマホを利用している場合、情報へのアクセスがよりスムーズに行なえるとしている。

QRコード生成機能

 一太郎2021ではこのほか、新規文書作成時に初期設定となるフォントを、Windows 10の標準とも言える「游明朝」に変更。「きまるスタイル」および「スタイルセット」で使用するフォントも、游明朝と「游ゴシック」を中心に変更した。

 さらに、引用や出典を適切な形式で簡単に入力できる機能を搭載し、著作権に配慮した文書の作成を実現。学校でよく利用される文書を手早く作成できる専用のきまるスタイルや「テンプレート」を追加した。

引用や出典を、文書に合わせて適切な形式で簡単に挿入できるようになった

 付属するATOKは「ATOK for Windows 一太郎2021 Limited」となり、話し言葉の入力強化や、存在しない地名を入力したさいに訂正を促す校正支援機能、校正の指摘内容を後から確認できる「見逃し指摘ビューア」などを搭載した。

 上位のプラチナでは、一太郎2021とATOKに加えて、筑紫書体とUDフォント17書体、新明解国語辞典/新明解類語辞典 for ATOK、さわやかで落ち着いた男性話者を追加した「詠太11」、ご当地ピクトグラムなどのイラスト部品を2万3,500点収録したグラフィックソフト「花子2021」、そして「JUST PDF 4[作成・編集・データ変換]」、「JUST Calc 4 /R.2」、「JUST Focus 4 /R.2」を追加搭載する。

筑紫書体とUDフォント17書体を搭載