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Zoom、AIでハイライト録画や学校向け機能などを追加

 米Zoomは14日(現地時間)、オンライン会議プラットフォーム「Zoom」に今後順次実装される予定の新機能を発表した。

 特徴的な新機能の1つが、開催者が会議の背景をカスタマイズし適用できる機能。たとえば教室を再現したシーンの座席に生徒を座らせることができるようになり、より高い没入感が得られる。

 また、ミーティングのリアクションとアニメーション絵文字機能も新たに追加し、賛成や反対などの意思をビジュアルで伝えやすくなる。

 さらに、会議開催前の待合室では、ホストが事前にゲストを確認してから参加を承認する機能が加わった。本機能は来年(2021年)に実装される見込み。

 このほか、録画をAIによってハイライトする機能や、音楽に適した高音質な「High-Fedelity Audio」(AIによる判断で自動的にオンになる)を追加する予定。

 クラウド電話サービスの「Zoom Phone」では、新たに緊急ダイヤルの「Nomadic E911」が追加。年末までには、「Zoom Rooms Digital Signage」と呼ばれる位置特定による救助機能のベータ版が追加される。さらにチームベースでSMSのやりとりができる機能や、AIによる自動ブロック機能なども2021年早期に実装される。

 ウェビナー向けの「Zoom Video Webinar」では、観客のリアクション絵文字を画面上に表示できるようになったほか、カスタマイズ可能なロビー、グラフィックスやテキストのオーバーレイによる講演者の容易な識別、小規模なインタラクティブなグループに好適な「Breakout Room」、ウェビナー終了後すぐに参加者とコラボできる「Debrief room」などが実装される。

リアクションが画面上に表示