ニュース

Microsoft 365に中小企業向けのセキュリティセットアップ機能

5つの項目で簡単に保護設定ができる新たなセットアップエクスペリエンス

 Microsoftは、企業や組織のデバイスを保護する新たなセットアップエクスペリエンスをMicrosoft 365管理センターに追加した。おもに中小企業での利用を想定した機能で、Microsoft 365 Business Premiumを使用しているユーザーを対象に、今後数カ月をかけて順次実装が進められる。

 組織内のパソコンに対して、Microsoft 365管理センター上の簡単な操作でセキュリティポリシーが適用できる機能。ユーザーへの影響や管理の複雑さを抑えながら保護を強化できる最低限の項目が用意される。なお、機能の利用にはパソコンがIntuneに登録されている必要がある。

 Microsoft 365管理センターの「Setup」内「Sign-up and Security」のセクションにある「Secure your Windows 10 computers」の項目から機能にアクセス可能。Windows Defenderによるウイルス保護、Webページやファイルダウンロードにおける脅威からの保護、インターネット上の悪意あるコンテンツへのアクセス防止、BitLockerによるファイル保護、画面自動オフまでの時間設定の5つの項目をチェックボックスなどで設定し、「Device policy for Windows 10」の名称でポリシーの作成/適用ができる。作成したポリシーは編集も可能で、より細かい項目の設定も可能となる。

ポリシー作成後はより詳細な項目も設定できる