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OPPO、スマホを20分で満充電にできる125W充電技術
2020年7月16日 12:44
中国OPPOは15日(現地時間)、最大125Wの急速充電技術など、充電に関する技術/製品発表を行なった。
「OPPO 125W flash charge」は、20V/6.25Aの出力の「PPS」プロトコルにより、最大125Wで給電できるもの。4,000mAhのバッテリを搭載した一般的なスマートフォンなら、5分間で41%、20分間で完全充電できる。
充電される側のバッテリは、ダブル6Cセルを搭載し、複数のタブ構造や、98%におよぶ高効率/3並列の充電ポンプ、高度に統合されたMCUによって効率を高めている。また、安全性を最大限に保護するため、10個の温度センサー、過電圧保護対策、128bitの高強度暗号化アルゴリズムを用いているという。
「OPPO 65W Air VOOC」は、65Wの出力で給電できる無接点充電技術。4,000mAhのバッテリを30分でフル充電できるという。自社開発の分離型充電ポンプ技術、およびデュアルコイル設計による効率改善に加え、5倍の安全保護対策を備えるという。
OPPOではこの規格に準拠したコンセプトモデルを公開。金型なしの急速プロトタイピング技術によるガラスを用いて製造されるという。また、底部にはファンつきの半導体クーラーが搭載され、ユーザーがデバイスの背面を触っても熱く感じないように設計されたという。
上記2つはいずれも対応するデバイス(スマートフォン)が未発表のため、あくまでも技術レベルもしくはプロトタイプでの発表となる。
製品としては、世界最小を実現したという50WのSuperVOOC充電器「OPPO 50W mini SuperVOOC charger」、「OPPO 110W mini flash charger」の投入を発表。
いずれも電解コンデンサを排除し、業界初となるパルス充電、航空機グレードの高性能クランピングダイオード、GaN高周波スイッチング電源技術を用いて効率化を図った。
対応プロトコルと出力は、前者がQuickCharge 18W、USB PD 27W、VOOC 30W、SuperVOOC 50W、PPS 50W。後者がQuickCharge 36W、USB PD 65W、VOOC 30W、SuperVOOC 65W、PPS 110W。
50Wモデルの本体サイズ39×82.2×10.05mm(幅×奥行き×高さ)、重量は60g。110Wモデルの本体サイズと重量は明らかにしていないが、厚さは12mmとしている。