ニュース

Corsair製電源「SF」シリーズを交換対応へ

対象のロットが確認できるラベル。赤い枠の数字が194448xx~201148xxまでが対象

 米Corsairは、2019年10月から2020年3月までのあいだに製造されたショートサイズのSFX電源「SF」シリーズの無償交換すると発表した。

 Corsairによれば、SFシリーズの電源は一般的な製品の返品保証率を超えているとし、この問題について徹底調査したところ、電源が高温/高湿の環境に晒された場合に、電源の故障が顕著化するという潜在的な問題が発生しているという。

 故障ははじめて電源を入れたときでも、同環境に長時間置かれたときのいずれでも発生する可能性がある。一次側の問題のため、PCのほかの部品にダメージを与えるリスクは低いとしている。

 影響を受け、交換の対象となるのは、2019年10月から2020年3月までに製造された、ロットコードが194448xxから201148xxのもので、2019年9月以前に製造されたものは対象外。該当ユーザーは「SF Series voluntary product replacement(SFシリーズの自主製品交換)」という件名とともに、サポートのフォームでチケットを申請する。

 北米では、ユーザーのダウンタイムを最小限に抑えるため、可能なかぎり交換ユニットを事前に提供し、ユーザーは交換のあと着払いで電源を送り返す対応をしている。日本国内においては代理店のサポート経由での対応となる。

【6月2日:お詫びと訂正】初出時に、発火/発煙の可能性があるとしておりましたが、メーカーではそういった事象は確認できていないとしているため、記事内容を訂正いたしました。