ニュース
EIZO、300万円超のDCI 4K/HDR対応リファレンス液晶を6月末より発売
2020年5月28日 18:47
EIZO株式会社は、2月に発表した映像制作向けの31.1型リファレンス液晶ディスプレイ「ColorEdge PROMINENCE CG3146」を6月25日より発売する。当初の発表では5月発売を予定していたが、表示性能追求のため後ろ倒しとなっていた。価格はオープンプライスで、直販価格は3,278,000円。
ColorEdge PROMINENCE CG3146は、キャリブレーションセンサーを本体上部に内蔵した31.1型非光沢IPS液晶ディスプレイ。センサー内蔵式のHDR対応リファレンス液晶は世界初だとしており、専用ユーティリティ「ColorNavigator 7」と連動して輝度や色温度などを調整できる。定期的な自動再調整機能にも対応し、長期間使用しても正確な表示が維持できるという。
輝度と階調を維持したまま1,000cd/平方mの高輝度表示が安定して行なえるほか、100万:1の高コントラスト比を実現。バックライトをドット制御することで、高コントラストながら明暗比が大きい部分の輪郭がにじんで見えるハロー現象を抑制している。
HLGおよびPQ方式のHDRや10bitカラー表示に対応。DCI-P3カバー率99%と広色域な点も特徴で、色域の規格にあわせて色表示を再現するモードなども内蔵する。そのほか、本体背面には1基の12G-SDIと3基の3G-SDI端子を装備し、SDIでの出力に対応するカメラと直接接続が可能となっている。
おもな仕様は、解像度が4,096×2,160ドット、表示色数が約10億7,374万色、中間色応答速度が10ms、輝度が1,000cd/平方m、コントラスト比が100万:1、視野角が上下/左右ともに178度。
インターフェイスは、HD/3G/6G/12G-SDI、HD/3G-SDI×3、HDMI(Deep Color対応)、DisplayPort、USB 3.0×4 (うち1基アップストリーム)。
本体サイズは757×208×488mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約26.5kg。200×200mmのVESAマウントに対応し、マグネットで脱着できる遮光フードなどが付属する。保証期間は5年間。