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VAIO、2倍の生産体制でテレワーク特需対応

VAIO Pro PJ

 VAIO株式会社は19日、急速に拡大するテレワーク(在宅勤務)導入ニーズに対応するため、5月から6月にかけて、生産パートナー各社の協力のもと、安曇野本社工場のモバイルPC生産を、昨年比で最大2倍まで引き上げる体制を構築した。

 同社のこの決定に先立って、企業のテレワーク導入ニーズについて独自調査したところ、約9割の企業がテレワークを実施、あるいは実施検討している一方で、導入済みは約3割にとどまっていることがわかった。

 この背景には、テレワークを実現するためのインフラ(とくにモバイルPCとセキュリティの確保)の整備が追いつかない実態があると推測している。

 そこで同社は5月から6月にかけて、前年比で最大2倍の生産体制を敷き、ユーザーのニーズに対応する。対象機種は「VAIO SX12」、「VAIO Pro PJ」、「VAIO SX14」、「VAIO Pro PK」、「VAIO S13」、「VAIO Pro PG」の6機種。

 なお、同社は4月中旬より、LTEモジュールを搭載し、最短3営業日で届けられる固定仕様の短納期モデルを用意しているほか、期間限定で「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」の無償提供を行なうなど、テレワークに向けPCソリューションの提供を行なっている。