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Zoomなどソフトの入手は公式Webサイトから。IPAが注意喚起

偽のセキュリティ警告画面の例

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、テレワークの拡大にともない急速に導入機会が増えているビデオ会議ツールなどについて、利用時の注意喚起を行なっている。

 3月下旬以降、「ビデオ通話用にZoomを入手したが、インストール後の画面のボタンを押すとセキュリティ警告画面が表示された」といった内容の相談がIPAに複数寄せられているという。

 実際には、インストールしたソフトが同名の別ソフトで、その別ソフト内からアクセスできるURLの一部が偽のセキュリティ警告を表示し誘導するといったもの。検索サイトの結果から別ソフトのWebページにアクセスしてしまい、気づかないままインストールしてしまったことなどが原因として考えられるという。Webブラウザを強制終了またはPCを再起動し、該当ソフトをアンインストールすることで、トラブルが解決できる場合があるとしている。

 IPAでは、開発元の公式Webサイトなど信頼できる場所からソフトウェアを入手するよう呼びかけるとともに、検索結果の表示順位だけで判断せずに、サイトの内容やインストールするソフトウェア自体が目的のものと同一か確認したり、自身では分からない場合は周囲の詳しい人に相談するなど、注意をうながしている。