ニュース

小学生の16%がTwitterを利用、3割が知らない人とSNSでやり取り

スマートフォンのフィルタリング設定状況(出典:東京都)

 東京都 都民安全推進本部は6日、青少年の携帯電話/スマートフォンなどの利用に関する調査結果を取りまとめ報告した。

 これは1月17日から22日まで、都内在住の小中高校生の保護者2,000名に対して(スマートフォン所有率調査で2,000名、子どもにスマートフォンなどを持たせている保護者2,000名)、インターネット上でアンケート調査を行なったもの。

 調査の結果、小学生低学年/高学年で昨年度(2019年度)調査の結果よりスマートフォンを所持している割合が増加していることがわかる。また、スマートフォンのフィルタリング設定に関しては小学校高学年と中学生が5割強で多く、小学校低学年で44.3%、高校生で32%となっている。

 一方でTwitter、Instagram、Tiktok、Facebookの利用規約のなかで13歳以上という年齢制限を設けていることを知らなかったという保護者は約4割を占めており、そのなかで1割の小学生が利用していることが明らかとなっている。Twitterがトップで16.3%ともっとも多く、続いてFacebookが13.9%、Instagramが11.6%、Tiktokが11%。

 さらに、「子どもがSNSを通じて知らない人とやり取りしたことがあるか」という設問に対し、小学生低学年の30.3%が「ある」と答えているほか、高校生のうちの46.2%が「わからない」と回答しているなど、不安のある結果が明らかとなっている。

SNSの利用規約上、年齢制限(13歳以上)があることを知らない保護者が4割近く占める(出典:東京都)
小学生の年齢制限のあるSNSの利用率(出典:東京都)
子どもがSNSを通じて知らない人とやり取りをしたことがある割合も少なくない(出典:東京都)