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MMD研究所、格安SIMのDL速度は1位UQ mobile、2位Y!mobileという結果に

箱ひげ図

 MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、「2020年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」の結果を発表した。調査は2020年2月に東京駅、大阪駅、名古屋駅で行なわれた。

 対象のキャリアは、同社が2019年9月に発表した「2019年9月格安SIMサービスの利用動向調査」より、メインで利用している格安SIM上位8サービス(楽天モバイル/mineo/UQ mobile/OCN モバイル ONE/IIJmio/BIGLOBEモバイル/イオンモバイル/LINEモバイル)と、Y!mobileを加えた計9キャリア。

 調査方法は、Huawei製スマートフォン「P20 lite」で、「5Gmark」と「Ookla Speedtest.net」の2アプリを利用し、ダウンロード速度、WebサイトおよびYouTubeの読み込み時間をそれぞれ5回計測。各駅で1日3回(1回目:9時~10時、2回目:12時~13時、3回目:17時~18時)測定した。

朝/昼/夜の調査結果

 3都市の調査結果について、ダウンロード速度を箱ひげ図で見ていくと、中央値はUQ mobileが1番の39.2Mbps、ついでY!mobileが35Mbps、イオンモバイル(ドコモ回線)が27.3Mbpsとなった。

 ネットワークがもっとも混雑する昼(12時~13時)の時間帯で、ダウンロード速度の中央値を見てみると、UQ mobile が37.9Mbpsでもっとも速く、ついでイオンモバイル(ドコモ回線)が28.1Mbps、OCNモバイルONEが20.6Mbpsとなっている。

YouTube/Webページの読み込み時間

 計測アプリ「5Gmark」で計測した「YouTube」の読み込み時間の平均値は、BIGLOBE モバイル(ドコモ回線)が1.5秒ともっとも短く、ついでUQ mobileが1.8秒、mineo(ドコモ回線)が2.2秒となった。

 Webサイトの読み込み時間については、Y!mobileとUQ mobileが1.4秒ともっとも短く、ついでOCNモバイルONEが1.8秒、イオンモバイル(ドコモ回線)が1.9秒となった。

 なお、全日全時間帯の平均値のダウンロード速度については、UQ mobileが46.2Mbpsでもっとも速く、ついでY!mobileが41.8Mbps、イオンモバイル(ドコモ回線)が33.1Mbpsとなった。