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BCN、下落傾向だったメモリの価格が今年に入り上昇との分析。ただしコロナウイルスの影響で見通しは不透明

 株式会社BCNは3月4日、同社のBCNランキングで集計したメモリの価格に関する調査報告を公開した。

 同社が調べた直近2年間のメモリ市場の動きによると、2018年2月時点で1,249.1円だったGB単価が、じょじょに下落していき同年12月には967.4円と1,000円を割り込んだ。この時期はちょうどメモリの売れ行きが活発だったころであり、2019年の12月には445.6円にまで下落している。

 一方で、2020年1月には470.4円、2月には506円と反発。同社は今年から流れが変わってきたと分析する。ただし、新型コロナウイルスの影響により、今後の見通しは不透明と述べており、メモリ工場はオートメーション化が進んでおり、ウイルスの影響は少ないと見られるものの、物流が滞る可能性について指摘。市場への影響が出てくる可能性があるとの懸念を示している。