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AMD、上位に肉薄する演算性能の「Radeon RX 5600 XT」
2020年1月7日 13:10
米AMDは、RDNAアーキテクチャを採用したアッパーミドル向けのGPU「Radeon RX 5600 XT」など4製品を発表した。
Radeon RX 5600 XTを搭載したビデオカードは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI、PowerColor、Sapphire、XFXなどから1月21日(米国時間)に発売され、推奨小売価格は279ドル。
上位の「Radeon RX 5700」と同じ2,304基のストリームプロセッサを備えるが、メモリバンド幅は256Gbitから192bitに変更され、ゲームクロックは最大1,375MHz、ブーストクロックは1,560MHzとやや控えめになっている。
このためピーク演算性能はRadeon RX 5700の7.95TFLOPSに対し7.19TFLOPSとなっているほか、帯域幅が65%程度に留まるが、下位のRadeon RX 5500 XTよりは確実に高い性能を発揮するとみられ、フルHD解像度のゲーミングに好適としている。
GPU | RX 5600 XT | RX 5700 XT | RX 5500 XT |
---|---|---|---|
CU数 | 36 | 36 | 22 |
SP数 | 2,304 | 2,304 | 1,408 |
ゲームクロック | 1,375MHz | 1,625MHz | 1,717MHz |
ブーストクロック | 1,560MHz | 1,725MHz | 1,845MHz |
ピーク演算性能 | 7.19TFLOPS | 7.95TFLOPS | 5.2TFLOPS |
メモリ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
バス幅 | 192bit | 256bit | 128bit |
メモリクロック | 12Gbps | 14Gbps | 14Gbps |
メモリ帯域幅 | 288GB/s | 448GB/s | 224GB/s |
ボード消費電力 | 150W | 185W | 130W |
このほか、ほぼ同じクロック仕様でSP数を2,048基に削減したOEM向けの「Radeon RX 5600」、およびモバイル向け上位の「Radeon RX 5700M」(ゲームクロック1,620MHz、ブーストクロック1,720MHz、メモリバス幅256bit)、「Radeon RX 5600M」(1,190MHz、1,265MHz、192bit)も同時発表した。