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2020年後半登場予定の次々期Windows 10プレビュー版が初公開
~Skip Ahead廃止で新機能はFast ringのみに
2019年12月17日 14:52
米Microsoftは12月16日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 19536」をFast ringで公開した。
Microsoftは12月10日に20H1向けのBuild 19041を公開したが、今回のビルドはその次の大型アップデートとなる。ただ、Microsoftのリリースには「20H2」との表記はない。また、これまでもっとも新しいビルドはFast ringよりも上のSkip Aheadで提供されていたが、受け取れるユーザー数に制限があることなどから、ユーザーから不満の声が挙がっていたということで廃止された模様。これから最新の機能は常にFast ringで提供される。
Build 19536で更新内容はいくつかあり、AndroidとWindowsデバイスを連携させ、スマートフォンの写真やSMSの閲覧などをWindowsで行なえるようにする「Your Phoneアプリ」(Android版の日本語名はスマホ同期管理 アプリ、Windowsはスマホ同期)が改良され、これまで25枚までしか表示されなかったスマートフォンで撮影した最近の写真が、2,000枚にまで増加している。
Your Phoneアプリで利用可能な、Androidの画面をWindowsに表示させて操作できる「Phone screen」がデジタルスタイラスペンの入力に対応。タッチ操作をサポートするWindowsデバイスで利用可能になった。さらに、Windowsから間接的に通話ができる「Calls」の対応スマートフォンが、段階的に全ユーザーに拡大される。
また、「設定→更新とセキュリティ→Windows Update」で表示されるドライバのアップデートについて、デバイスマネージャーからのアップデートが必要な特殊なデバイスについても、自動的にアップデートが行なわれるようになった。それでも問題があるものについては、可能であれば同設定ページにてオプションとして提示するようになるという。
このほか、Windowsでは家族でPC/Xbox Oneなどを共有するための「ファミリーグループ」機能が提供されているが、PCを初期化するさいに使用するユーザーに家族を指定できるようになり、ファミリーグループでのセットアップが楽になっている。