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性能向上だけでなく使い勝手も良くなったゲーミングスマホ「ROG Phone II」
~ASUS製品発表会レポート
2019年11月20日 17:01
ASUS JAPAN株式会社は、6.59型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone II」を22日より国内発売する。税別店頭予想価格は105,500円から。
製品の基本仕様などについては既報(120Hz有機ELパネル/1TBストレージ搭載のゲーミングスマホ「ROG Phone II」)のとおりで、本稿では都内で行なわれた製品発表会の模様をお伝えする。
発表会には同社システムビジネス事業部 テクニカルプロダクトマネージャーの阿部直人氏が登壇し、ROG Phone IIについて、性能、冷却システム、ディスプレイ、バッテリ、使い勝手、アクセサリの6つの特徴があると述べ、それぞれについて解説。
まず性能面については、SoCにSnapdragon 855 Plusを採用し、前モデルのROG Phoneからさらに高い性能を発揮すると紹介。ストレージにはUFS 3.0を採用し、アプリ起動時間も高速であるとした。
冷却については、本体に3Dベイパーチェンバーや排気孔を備えるほか、付属のActiveCooler IIでファンによる冷却も可能。ActiveCooler IIは最大5℃表面温度を下げられ、前モデル付属のものから低ノイズ化されている。同氏は、冷却機構にこだわることで長時間のゲームプレイでも熱による性能の低下がない点をアピールした。
ディスプレイについては、120Hzのリフレッシュレートで1msの応答速度を謳うAMOLED(有機EL)パネルを搭載。
タッチパネルのサンプリングレートを240Hzに設定することで、タッチ操作への反応速度を向上させているのも特徴で、サンプリングレートだけでなくカーネルレベルでの優先伝達やAndroidフレームワークの最適化で反応速度を高めているという。
搭載するAMOLEDはHDR10表示に対応しており、⊿E<1の色再現性でゲームだけでなく映画など映像コンテンツの視聴にも適しているとした。
内蔵バッテリは6,000mAhと大容量のものを採用し、USB PD 3.0およびQuick Charge 4.0に対応。30Wの急速充電をサポートする。
一般的にはスマートフォン側にのみ充電制御ICが搭載されているが、ROG Phone IIでは付属のACアダプタにもICを内蔵し、発熱を分散して充電中でも本体温度が上昇しないよう工夫されている。
本体側面には超音波センサーが配置され、仮想のLRトリガーとして利用できる。「AirTriger II」では反応速度が改善されているほか、従来機種ではできなかったスライド操作の割り当てに対応。
ソフトウェア面では、専用ユーティリティアプリからゲームごとに細かな調整が可能となっている。
アクセサリ類では、2画面表示できる「TwinView Dock II」やスティック操作を可能とする「Kunai Core Gamepad」などを用意。TwinView Dock IIは従来モデルではほかのアクセサリを組み合わせられなかったが、IIではGamepadなどを接続可能となった。