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網膜投影式のメガネ型ウェアラブルデバイス「RETISSA Display II」

RETISSA Display II

 株式会社QDレーザは、網膜投影式のメガネ型デバイス「RETISSA Display II」の受注をアスキーストアにて開始した。価格は税別248,000円。

 RETISSA Display IIは、2018年に同社から発売された「RETISSA Display」の後継機にあたる製品。単眼用の機器で、右目および左目の両方の取り付けに対応する。

 超小型プロジェクタとMEMSミラー、反射ミラーを組み合わせて、微弱なレーザー光を網膜上に直接投影する「VISIRIUM Technology」を搭載。遠視や近視、乱視など視力の影響を受けることなく映像を映し出す。また、網膜上に投影するため、実際の視界と重なってもピントのずれが生じない。

網膜投影の仕組み

 従来機と比べて解像度の向上を図り、小さな文字などの可読性を向上。コントローラボックスの大幅な小型・軽量化に加え、省電化によりバッテリ駆動時間も約1.6倍に伸びた。映像入力はHDMIで行なう。

 おもな仕様は、光源がRGBレーザー、画角が26℃、表示画素数は1,280×720ドット(720p)相当、色の再現性は256階調。

 インターフェイスは、Micro USB(電源入力用)、USB Type-A(電源出力用)、3.5mmステレオミニジャック。

 本体サイズ/重量は、メガネ部が65×83.5×20mm(幅×奥行き×高さ)/約40g(ケーブル除く)、制御ボックス部が74×150×29.25mm(同)/約260g。ケーブル長は0.9mで、バッテリ駆動時間は約2.2~3.3時間。