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英国発、キーボード搭載Linux/AnrdroidデュアルOSの6型デバイスが日本上陸

Cosmo Communicator 日本語キーボード版

 株式会社リンクスインターナショナルは、英Planet Computers製Androidクラムシェルデバイス「Cosmo Communicator」の国内販売を開始する。発売は9月末頃の予定で、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 1月の「CES Unveiled」出展時にも弊誌で取り上げているが、Cosmo Communicatorはクラムシェルフォームファクタを採用し、バックライト付きのキーボードを備えるのが最大の特徴。Psion PDAの流れを汲んだ同社の「Gemini PDA」の後継機種にあたる。

 OSはAndroid 9およびSailfish、Linux(Debian/Kali)が動作。最大で2つのOSのマルチブート環境を構築できる。

マルチOS対応
Linuxも動作
新機能
デュアル画面
バックライトキーボード

 メイン画面はタッチ対応5.99型フルHD+(2,160×1,080ドット)液晶で、カバー表面に1.91型タッチ有機ELパネルも搭載。指紋センサー兼用の2ボタンもカバー面に備える。

 そのほかのおもな仕様は、MediaTek製8コアSoC「Helio P70」と6GBメモリ、128GBストレージを備える。

 インターフェイスはUSB Type-C×2、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、背面2,400万画素/前面500万画素カメラ、microSDカードスロット(最大1TB/SIMスロット1基と排他)、NFC、指紋センサー、ステレオスピーカー、マイク、3.5mmミニジャック。GPS(Glonass/Beidu/Galileo)もカバーする。

 Type-CポートはHDMI出力をサポートする。USB PDには非対応だが、1ポートはMediaTekの急速充電技術「Pump Express」に対応している。

 SIMスロットはNano SIM×2+eSIMで、対応バンドはLTE-FDD B1/2/3/4/5/7/8/11/18/19/26/28/41/71、LTE-TDD B41、GSM 850/800/900/1,800/1,900MHz、WCDMA B1/2/5/8/A/F、CDMA 2000。キャリアアグリゲーションはCA_1/CA_3に対応する。

 バッテリ容量は4,220mAh。本体サイズは171×79.3×17.3mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は326g。

接続性
バンド
SIM兼microSDスロット
指紋センサー兼用ボタン
4,220mAhバッテリ
2,400万画素背面カメラ
背面カメラで自撮りができる
前面カメラも搭載
独自アプリも開発
eSIM
実機写真
バックライト搭載
サブディスプレイ
裏面
側面
右側面
左側面
端末バージョン
独自の設定
設定2
macOSのDockのようなランチャーを備える
英語キーボード版
サイズ感

左からPlanet Computers CEO Janko Mrsic-Flogel氏、駐日英国大使館公使参事官 貿易・対英投資ダイレクター クリス・ヘファー氏、リンクスインターナショナル代表取締役 川島義之氏

 英国大使館で開かれた記者発表会には、Planet Computers CEOのJanko Mrsic-Flogel氏が登壇。

 同氏は、日本は全世界でGemini PDAが最も売れた国であると述べ、今回の新製品を日本で発表できることを嬉しく思うと語り、キーボードを備えた本製品ならではの特徴として、スマートフォンのようなコンテンツを消費するだけでなく、生産性を備えたポケッタブルな端末であるとアピールした。

 なお、キーボードのストロークは2mm前後とのことで、デモ機の打鍵感からメンブレン方式のキーボードを採用したと見られる。

Planet Computersについて
Gemini PDAは全世界で日本が最大の市場に
主要メンバー
ポケット端末とタブレットの間に位置する製品